皆さんこんにちは、ファンデルワンの三浅です。
「看取り中です」
というご相談を頂くようになりました。
私も余命宣告をされた猫の看病を経て、お見送りをした経験があります。
お客様からペットロスの相談や看取りの相談を頂く機会も多いですので今日の記事が参考になれば幸いです。
看取り中にしておく事、日記を書く
看取り中に出来る事や、しておいてほしい事はたくさんあります。
今回は『日記を書いてほしい』というお話をしたいと思います。
私は猫を2匹飼っていて、
そのうち1匹のキジトラ猫(名前はマロ)に病気が見つかりました。
それからたったの2カ月という短い期間でマロは旅立っていきました。
切なく、悲しく、人生で最も愛おしい2カ月だったと思います。
マロを亡くして呆然としていた私に、妻が色々話しかけてくれました。
「マロちゃんに○○してあげてたね。」
この○○の中にはたくさんの思い出が詰まっています。
一緒に寝たこと、大好きな先生のいる病院へ行ったこと、点滴をしたり薬を上手に飲めたりしたこと。
妻がこうして話しかけてくれたので、私はマロにしてあげたことを思い出すことが出来ました。
ペットを看取り中の皆さんは、きっとたくさんのことをしてあげていると思います。
しかし、亡くなった後、おそらく皆さんが何らかの後悔を感じるでしょう。
『もっと○○してあげれば…。』
『あの時の治療方法や選択は正しかったのか。』
しかしその時はたくさん悩み、考えて、その選択をしてきたはずです。
それを思い出すことが出来ず、後悔ばかりが残ってしまっているのです。
この時、もし日記を書いていれば当時の自分の気持ちを思い出すことが出来るのです。
そこにはきっとこんなことが書いてあるでしょう。
後日それを読み返すと、自分がどれだけ愛情を注いでいたかを再確認することが出来ると思います。
その再確認はきっと皆さんの気持ちを楽にしてくれると思います。
私にとっては妻からの声掛けでした。
私は妻の声掛けがあったから良かったですが、
それが無ければ自分が注いできた愛情を再確認する機会を失い、今でも後悔を続けていたかもしれません。
私は今、マロを愛していた事、愛情たっぷりの時間を過ごせたことに自信を持っています。
確かにもっとできたことはあったでしょう。
知識の多い飼い主だったら別の選択をしたかもしれません。
でも、飼い主として自分に出来る最善は尽くしたと思えますし、
何より愛情いっぱいの時間を思い出すことが出来ます。
日記を書いていれば、今でも読み返していたでしょう。
読んでは泣き、読んでは泣き、その繰り返しかもしれませんが、
それが愛情だと思います。
悲しみを引きずるのは悪い事ではない。
いっぱい泣いて、見送ってあげましょう。
泣いてくれる飼い主がいるのは、ペットにとって幸せなことだと思います。