母の誕生日
子供の頃、兄妹と父親の計4人で、母の誕生日のお祝いをしたことがあります。
何でもそつなくこなす兄、言われたことをきっちり実行する妹、そして遊び半分ではしゃいでいる私を父は上手にまとめて料理を作りました。
私は卵焼きを作った記憶があります。父は母よりも美味しい味噌汁を作っていました。兄と妹は何を作ったのか覚えていませんが、皆がそれぞれに母に自慢をし、どれを食べても美味しいと言ってくれた母を覚えています。
当店のお客様からペットのオリジナルグッズにご注文いただくとき、姉妹で相談して決めたと言って頂く度に、私の子供の頃の思い出が蘇ります。
皆さんはそんな思い出はありますか?
または、今でもお母さまへのプレゼントをご兄弟で相談することはありますか?
お誕生日物語動画
こんな動画を作ってみました。
この動画は当店のお客様からお寄せ頂いた内容を元に作っています。同様の状況で亡くなったペットの思い出グッズを作成し、ご家族へのプレゼントに使われるケースが多いのです。
また別のケースでは姉妹で相談しながらプレゼントを探しているうちに当店を見つけてくださったという方もあり、そのご様子をご紹介致します。プレゼント計画の参考になれば幸いです。
姉妹だけで計画する、お母さんの誕生日パーティー
「お父さん、今年のお母さんの誕生日だけど、私とマミの二人で計画しようと思うんだけど。。。」
「へ~、そうか、じゃぁお父さんも楽しみにしておこうかな。ユキも大人になったもんだなぁ。」
「まぁね、もう女子大生だからね♪」
「お金はあるのか?ケーキとか買うんだろ?」
「ん~、マミもちょっとは出すって言ってるけどあの子まだ中学生だから1,000円だけもらってあとは私が出すよ。」
「マミも出すのか。二人ともえらいもんだ。」
娘たちがなにやら計画を始めました。
まずはプレゼント選びとケーキの準備。
どうやらケーキは自分達で作るらしい。
上の娘は短大で家政科、料理を専攻している。
下の子も苦手では無さそうだし、ケーキ作りは問題ないだろう。
次、プレゼント選び。
これはちょっと苦戦しているようだな。
ユキがネットでも色々調べている。
そして部屋の飾りつけとパーティーの台本作り。
「お父さん、この写真飾っても良い?」
「どれどれ、・・・え!?これ飾るのかい?勘弁してくれよ~^^」
「じゃぁこっち。」
「これならまぁいいか。。。」
娘が持ってきたのは私たちの結婚式の写真。さすがに却下だ。
あと、昔買ったマミの背丈ほどの電気スタンドを納戸の奥から出してきている。
なんだか本格的になってきたぞ。
パーティー当日、準備は完璧。プレゼントは?
「ただいま~」
「お帰りなさい。ご飯、もう出来てるよ」
「え、あの子達、早くなったもんだなぁ。」
「私もビックリ。ユキは面倒見が良いしマミもいつの間にかお姉さんらしくなって。」
「ぅわ~、綺麗だなぁ。これ二人で飾ったのか?」
「そうよ。お父さんも座って。」
「え!この写真はダメって言ったじゃ・・・」
「はいは~い!お料理運びますよ~」
私の言葉をさえぎるように娘たちが料理を運ぶ。
さすが、短大の家政科ともなると作る物もオシャレな料理が並ぶ。
器も良く見るといつもと同じだが、盛っている料理が変わるとオシャレに見えてしまう。
これは妻にはナイショだが(笑)
「ハッピバースデートゥーユー♪」
照明を落とし、二人が歌いながらケーキを持ってきた。
あの電気スタンドが雰囲気良く赤い間接照明を作っている。
「お母さん、お誕生日おめでとう。」
ロウソクの灯りを吹き消した妻に、娘たちからのプレゼント。
愛犬エルのオリジナルグッズだった。
これには正直、私もビックリ。
この子達がこんな素晴らしいプレゼントを選んでくるなんて、親としても嬉しいものだ。
「母さん、泣くなよ」
「なんだか、エル思い出しちゃうね。」
「もうすぐ1年経つね。」
「これ、宝物にするわ。皆が見えるよう、そこのソファーに置きましょう。」
昨年亡くなった愛犬エル。一時は家族全員元気をなくしていたが、最近はやっと笑顔を取り戻しつつある。
娘たちの成長が私も妻も本当に嬉しかった。
美味しい料理を食べ、家族団欒のひと時を過ごし、最高の誕生日パーティーとなった。
クッションのご紹介
この物語りはフィクションですが、登場するペットオリジナルクッションは本物です。
当店のお客様には、お母さんへのプレゼントされる方がとても多く、皆さんのお母様を想う気持ちが日々伝わってきます。
また、亡くなったペットの思い出の品を贈られる方もいらっしゃって、時には古いお写真でのご依頼もありますが、喜んで頂けるよう図案作成には可能な限りの努力をしています。
皆さまもペットオリジナルクッションをプレゼントしてみてはいかがですか?