本日は子供の頃からお母さんの誕生日には姉と弟で料理を作ってきた、という子供たちのお話です。
母へのプレゼント~手作り料理とサプライズ~
キッチンでの会話
キッチンで料理を作りながら話す、母との会話が好きです。
私 「あの子とはよく喧嘩したよね~」
母 「そうだねぇ、小さい時はまだあんたの方が力強かったしね」
私 「お母さんの誕生日、どっちがたくさんおかず作れるかって言い合ってさ」
母 「でも、お母さんあの時嬉しかったな。あ~ぁ、今思えば可愛いもんだわ
自分が漬物切ったとか、お汁のお豆腐切ったとか」
私 「私はお汁とたまご焼き作ったとか(笑)」
懐かしい思い出だ。
毎年母の誕生日には弟と私がキッチンに立ち、夕飯を作る。母に楽をさせてあげることがいつしか我が家でのお祝いの形式になっていた。
私が小学3年生、弟が1年生。母のためにどっちが頑張ったか競い合っていた。
母は楽をするどころかきっとハラハラドキドキだったことだろう。
子供の頃の思い出~母への手作り料理~
お好み焼きを作ったことがあった。
小さな私たちが奮闘する、母への手作り料理。
人数分、たった4枚焼くのに何時間かかったことか。
かぼちゃを焦がしたこともあった。
母は喜んで食べてくれてた。
包丁で手を切った事もあった。
母には内緒にした。
今思えばこの習慣は父の計画だったのかもしれない。
結局料理はほとんど父が作ってくれていた。
お母さん、あの頃はどんな気持ちで私たちを見ていたのだろう。。。
今は毎日のように母と一緒に台所に立っている。
母の誕生日でも、一緒に立つのが幸せそうだ。
片付けだけは相変わらず年に一度、弟が当番をこなす。
母40代の頃 「皿、洗っとこうか?」
「ありがと~。助かるわ♪」
母50代の頃 「皿、洗っといたから。」
「あら~ありがと~♪」
母60代の今、弟は何も言わず皿を洗う。
私たちも社会に出て、母へのプレゼントが料理だけではなくなってきた。
ウォーキング用ウエアをプレゼントしたり、趣味の洋裁セットをプレゼントしたり。。。
母への誕生日プレゼント~弟からのサプライズ~
今年は弟が県外に転勤になり、3人だけの静かな誕生日になりそうだ。
私は弟とある打合せをした。
我が家はいつも夕食は夜7時頃に食べ始める。
毎日大体同じ時間だ。
8時には一通り食べ終わり、片付けでもしているだろう。
母の誕生日、私は食後の8時ちょうどに小さなケーキにロウソクを立てることにした。
そして母がロウソクの火を吹き消したその瞬間、弟から母へのメール。
ロウソクを吹き消した母がちょっと待ってねとケータイをあけるとハッピーバースデーのメロディーとおめでとうの文字。
ここまでが弟との打ち合わせ。プチサプライズだ。
しかし弟のサプライズはここで終わらなかった。
これには私もやられたと思った。
8時過ぎ、インターフォンが鳴り、宅急便が来た。
「も~、こんな時に。」
たまたま立っていた母が出ると、弟から母への荷物。
あけてみると・・・
ウチのもう一人の家族、愛犬タローのクッションだった。
これには私も驚いた。
弟がこんな気の利いたプレゼントをしてくるなんて・・・!
今年も家族全員でお祝いできたことがとても嬉しかった。