皆さんこんにちは、ファンデルワンへようこそ。
当店ではペットのお写真そっくりに、編み物の模様で描いたオリジナルグッズを作っています。
ペットの写真で作るオリジナルクッション。
飼い主さまへのプレゼントにご利用頂いています。
改めましてこんにちは、ファンデルワンの三浅と申します。
当店は編み物の縫製工場ですが、編み込み技法を使って、糸を編んでペットそっくりの模様を作り、クッションやひざ掛けなどを作成しています。
お客様の多くはプレゼント用にご利用下さっていますので、皆さんがどんようなシーンでプレゼントされているか思い浮かべながら、心をこめて作品を作りをしています。
今日はそんなプレゼントシーンの一場面を想定してクッションのご紹介をさせて頂きたいと思います。
それではご覧下さい。
ファンデルワンのプレゼント物語り、スタートです♪
私の彼、優しいのは良いんだけれど、時々心配になるときもある。
先日なんて、子猫が捨てられていたってことで拾ってきたらしい。
本当にそんな事ってあるんですね、漫画の中だけの話かと思ってた。
「公園で、鳴き声が聞こえてな、
ダンボールの中に毛布とエサが入っててな・・・」
一生懸命説明してるが・・・
「うん、それで?まさか拾ってきた?」
「まぁ、そんな感じで。」
「大丈夫?本当に飼えるの?
アパートの大家さんは何って?」
「大家さんにはまだ言ってない。」
「え、じゃあどこで飼ってるの?」
「俺の部屋。」
「え!ちゃんと話さなきゃダメだよ。
大事な事でしょ!」
「まぁそのうち話すよ・・・」
「何言ってんの!すぐ話さなきゃ。」
言ってはみたものの、自分でもなんとなく気持ち分かる。
ダメって言われたらそれまで。
その後の事を考えると・・・。
彼の下宿先はごく一般的な一軒家。
2階に4人部屋あり、4人が入れるんだけれど、今はたまたま彼一人。
他の住人はいないから迷惑はかからないとは言え、春になったらまた誰か入って来るだろう。
しばらく様子を見るかな。
大家さんも優しそうな人だし、時期を見て・・・。
あれから一週間、私も毎日彼の部屋に通い一緒に子猫の面倒を見ている。
私は実家で猫を飼っていたし、大体の様子は分かっている。
一週間、2週間と経つうちに私達もすっかり情が移ってしまった。
そんなある日、彼からメールが来た。
『大家さんに話したよ。
っていうか、聞かれちゃった。
猫飼ってる?って。』
え~!やっぱりバレてたんだ。
早速返信。
『それで、どうなったの?これからどうするの?』
『それがさ、大家さんも猫好きなんだって』
『え??まさかの展開?』
『そう、まさかの展開。』
『それで?』
『うん、飼っても良いってさ』
『まじで?』
『でも、今度入ってくる下宿の人は?』
『実は大家さん、猫のいる下宿場ってのが夢だったんだって。。。』
『はぁ?じゃぁ最初っからそうすればよかったんじゃぁ?』
『それが、やっぱり住人には猫ダメな人もいるから・・・。』
『でも猫禁止だったんじゃないの?』
『それがさ、”あら禁止なんて書いてないでしょ” だってさ。』
結局、アパートで飼っても良い事になり、家の中を猫がうろうろとしているらしい。
「じゃぁ、今度入ってくる人は皆さん猫好きって事だね?」
「うん、そうじゃなきゃ大変な事に・・・(笑)」
「これって新しいビジネスモデルになるんじゃない?」
「それ有りかも!」
春、新たに二人の学生さんが入居された。
皆さんもちろん猫好き。猫が入居の決め手になったようなものだそうだ。
すべて一件落着。
皆さんそれぞれに猫のオモチャなんかも買ってくる始末(笑)
ほっとした私は彼にあるプレゼントをすることにした。
思えば猫が来て2ヶ月、あっという間で何もお祝いしていなかったね。
大事な命を救った彼。
そして大家さんの夢を叶えた彼。
そんな彼に猫の写真で作ったオリジナルのクッションをプレゼントする事にしました。
でも、今度はもう少し計画的に事を進めてね。
まぁ、今回は確かに雪の中、猫を放っておくことが出来なかった、そのあたりは彼らしいといえば彼らしい。
そんなところが、なんか、いい^^
にゃんこの写真で作るオリジナルクッション。
編み込み模様の作品です。