おやじの誕生日

皆さんはお父さんお母さんに肩叩きをしてあげることはありますか?

私は母には抵抗無く出来るのですが、どうしても父には恥ずかしくて出来ません^^

今日はご両親へ親孝行をしたいと思う青年のお話です。

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本日は肩叩きで親孝行のお話。はじまり、はじまり。。。

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「あ~気持ち良い。タケちゃんは小さい時から肩叩きが上手だね」

「そうか?」

 

「うん、お母さん助かる。元気になるわ。」

「それなら良いけど・・・」

 

「お父さんもして欲しそうだったよ。」

「え”、あり得ん。」

 

母には何の抵抗も無く肩叩きをしてあげることが出来るのだが、父には出来ない。

 

親父とはよく喧嘩していた。

だけど、私が病気をした時にかなり心配してくれていたらしい。

言葉では言わないがその行動で気持ちが伝わってくる。

 

一時は憎んでさえいたのに、実は父に守られていたんだなと思うと自分の未熟さが恥ずかしくもあり、今では感謝している。ずっとこれからも元気でいて欲しいものだ。

 

私の病気も快復し、私たちは喧嘩をしなくなった。

そのせいで張り合いをなくしたのか、おやじはこの数年で急に年を取ったように見える。

 

「お父さん、肩やら腰やら、あちこちが痛いって・・・」

「それは肩叩きで治るんか?病院行ったら?」

 

「お父さんが病院行くと思う?あの頑固な人が。」

「確かに。」

 

「あ~気持ち良い。ホント上手ね。」

「そうか?」

 

「身体の方はどう?最近ちょっと元気そうじゃない?」

「うん、だいぶ調子良いみたい。心配かけたけど。。。」

 

「そうだね、しゃんと歩けるようになったしね。
一時はどうしようかと思ったよ。」

「心配かけました。もう大丈夫・・・だと思う。」

 

「今度はお父さんが心配だね」

「親父何歳だっけ?」

 

「今度の誕生日で75才。毎日工場で働いてるけど
普通ならとっくに退職して隠居生活のおじいさんだからね。」

「75か。まだしばらくは元気でいて欲しいな。」

 

「あら、珍しいね、そんな事言うなんて。」

「そうか?」

 

もうすぐ父の誕生日か・・・

古希のお祝い、僕は体調を崩して何もしてあげられなかった。

せめてもの言い訳に、米寿まで元気で生きててと冗談吹いていた。

今の調子なら元気でいてくれそうだけど、親孝行ってのは今のうちにしておくべきかなって思います。

 

でも、俺が親父の肩叩きかぁ。。。

いくら誕生日とは言えちょっと考えるかな(笑

コレも自分の甘さかな。

 

今年は姉貴に相談してみよう。

親父の誕生日のお祝い、二人で何か考えてみよう。。。

 

~~~~~~~~~

 

親孝行、したいときに親はなしと言いますが、いざ今日から何かしようと思ってもついついまた今度と思ってしまいます。

私は自分の未熟さゆえかやはり恥ずかしくてなかなか出来ておりませんが、まずは物で親孝行をと考えています。夏には涼しいパジャマを贈ったり、身体に良いと言われる食品を贈ったり等など。。。

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