ペットのお写真でオリジナルグッズを作成しています。
家族の愛犬でサプライズプレゼントにいかが☆
我が家の愛犬エル。
当然家族で一番、そして誰からも大事にされる存在だ。
エルは芸をすぐに覚える。
伏せやお座り、ハウスはもちろん、ボールを取って来たり、加えたものをすぐに放すなど言う事も良くきくとても賢い子だ。
そのエルに、今度面白い芸を教えようと思う。
題して「ママ」 だ。
これはどういうものかというと、何かをくわえさせたあと、私が「ママ」というと、ママのところに持っていって離すというもの。
例えば、ボールをくわえさせ、「放せ」というとすぐに放す。
それを、ママの所にもって行ってママの足元に置くように指示するのだ。
目的は、そう。来月やってくるママの誕生日プレゼントを、この愛犬エルに持って行かせようという試みだ。
上手くいくかな?
うまく行かなくても、こうやってママとエルの三人で遊んでいる時間が楽しい。
私が「ママ」という。
ちなみに普段彼女を「ママ」と呼ぶことは無く、私たちは名前で呼び合うよう約束をしているからご安心。
日常会話で「ママ」という事はほとんど無い。
私がもう一度「ママ」と言う。
エルはきょとんとしている。
彼女がこっちよと促して離せという。
私たちはいっせいに、
「ママ上手に出来たね~」
と褒めたてる。
それを何度か繰り返し、エルはすぐに「ママ」を覚えた。
新聞紙を丸めてくわえさせ、「ママ」というと、妻の下に持って行き、咥えた新聞紙を妻の足元に置く。
「ねぇ、こんな事覚えさせてどうするの?私にこの新聞紙を投げて遊ばせる気^^?」
嬉しそうに聞いてきた。
「そうだな、今度は雑巾とホウキを持って行かせようか^^?」
悪知恵は働く♪
さて、本番当日がやってきた。
妻の誕生日だ。
私は隠していたエルのクッションをそっと出し、エルに咥えさせ、エルに指示を出した。
「ママ」
エルは嬉しそうにキッチンに立つ彼女の所へ持っていく。
彼女が気付くとエルは足元にラッピングの包みを置いた。
「まぁ、エル、何をくれたの?」
とても嬉しそう。
彼女が私を見た。
料理の手を止め、サプライズのお祝いが始まった。
私もキッチンに立ち、そこでふたりでシャンパンをグラスに注ぎ、乾杯をした。
料理好きなふたり。
テーブルよりもキッチンで食べるほうが美味しいという共通の認識がある。
「まさかこの為にエルに仕込んだんじゃないでしょうね。」
「まさかって何?もちろんこのためだよ。」
「もう、あなたの準備の良さにはいつも脱帽よ。」
「あなたって言うなよ。ちゃんと名前で呼び合おうぜ。」