皆さんこんにちは、ファンデルワンへようこそ。
当店ではペットのお写真でオリジナルのグッズを作成しています。
主にプレゼント用のご依頼が多く、お父さんお母さんへの誕生日プレゼントにご利用される方が多いようです。
皆さんちゃんと親孝行をされていらっしゃるのですね。
私も何かもっと感謝しなければと思いつつ、結局何もしていない毎日が過ぎていきます。
今、私の看板の中には、タバコとライターが入っています。
私はタバコは吸いません。
典型的な嫌煙家です。
実はこれは、父が吸っていたタバコです。
私が小学生の時、父が毎日吸っていたタバコが臭く、嫌いで、無理やりタバコをやめさせました。
すると、小学校の先生から親孝行したねといわれたのを覚えています。
(その時は意味が分かりませんでしたが・・・^^)
それから20年、父も地域の役をおおせつかるようになり、あちこちの会議に出かけます。
すると、その後の飲み会が増え、周囲の影響から再度タバコを吸うようになりました。
隠れて吸っていたのは知っていたのですが、もう年も年だし、残りの人生を無理させるのもかわいそうなので家族も黙認していたのですが、そんなあるとき、事件が起きました。
出張先で父が倒れ、救急車で病院へ運ばれたのです。
医師によると緊急に手術が必要との事。
電話で同意して手術。
私たちも半日かけてすぐに駆けつけました。
心臓へ向かう血管に細くなった部分があり、カテーテルを通して血管を広げる手術をしてくださったそうです。
その時に言われたのが、タバコはもうすわないでくださいという内容でした。
父もさすがに観念したのか、持っていたタバコとライターを私に渡し、捨てといてくれと言いました。
そのときのタバコがまだ、私の鞄に入っているのです。
その煙草を見るたびに、父をたいせつにしなければと感じますので、まだ捨てられずにいるのです。
さて、父をたいせつにと言っても、何をどうしたらいいのか分かりません。
介護が必要な体でもないですし、72歳でまだ現役の社長として活躍しています。
いつまでも元気でいてくれればそれだけで良い。
あとは、何か親孝行をしなければ、そう考えるこの頃です。