皆さんこんにちは、ファンデルワンの三浅です。
ペットのお写真でオリジナルのクッション作ってます☆
ペットの写真で作るオリジナルクッション
ペットを飼っている方へのプレゼントにご利用頂くケースが多いですが、そのシチュエーションはお客様により様々。
彼女さんへの誕生日プレゼントにご利用の方もいらっしゃればご自身用に亡くなった愛犬のメモリアルグッズとして作成される方もおられます。
本日のプレゼント物語はどんな場面でクッションが使われているでしょうか。
ファンデルワンのプレゼント物語り、始まり始まり。。。☆
「あれ、お前達付き合ってると思ってた。」
「え、そんな関係じゃないです。
まぁ、ただ、僕は好意持ってますけど・・・」
「それなら迷うことないんじゃね?」
「え、だって・・・」
「誰がどう見てもお似合いだよ。」
このペットショップに勤めて2年。
この店では年に一度お客様感謝企画として、小さな運動会を行います。
主役はもちろんペット。
犬の運動会です。
今年は僕と先輩の女性が実行委員に選ばれました。
そして、その先輩と言うのが、僕の片想いの相手です。
周囲からはお似合いだって言われるけど、まだそんな関係じゃないし、まだ2年目の僕は仕事も先輩に教わってばかりだし、もっと頼りにしてもらえるようになってから・・・って思ってます。
「遅くまでお疲れさま~、そろそろ上がる?」
「あ、僕あとこの企画まとめてから。」
「そう、じゃぁ私ももうちょっと頑張るかな!」
「先に上がってもらっていいですよ!僕戸締りしておきますから。」
「そうもいかないでしょ。あなたまだ新米なんだし。」
「やっぱまだ新米っすか?」
「当たり前じゃん、何年目だっけ?2年だっけ。」
「2年半す。」
「2年も2年半も同じようなもんね。」
「先輩は何年っすか?」
「わたし、3年目。」
「2年も3年も同じようなもんすよ!」
「あ、まぁね。ひよっこ同士仲良くしましょ!」
そっか、1年しか変わらないんだ。
日中は通常業務があるので、運動会の企画は主に残業時間になってしまうことが多いです。
連日の残業のおかげでなんとか無事に当日を迎えることが出来ました。
運動会は多少時間が押したものの概ねスムーズに進み、無事に終了。
打ち上げではスタッフみんなにも楽しんで頂けたようで、やっと二人でほっと一息つくことが出来ました。
「ねぇ、ちょっと。」
「はい。」
「これ。」
「これって?」
「だから、はい、これ、手、出しなよ。」
「あ、はい・・・」
打ち上げも終わりお店を出た帰り道、スタッフの皆が楽しそうに歩くずっと後ろで先輩が僕を呼び止めた。
僕が手を出すと彼女は僕の手のひら小さな包みを乗せた。
「何すか?これ。」
「何って、ストラップ。」
「ストラッ・・・」
「色々ありがとね!」
僕の声をさえぎるように彼女はみんなの元へ走っていった。
何なんだ?
ストラップって?
とりあえず中身を見ると皮製のかわいい犬のストラップとメッセージカードが入っている。
「一緒に出来て楽しかったよ。
色々ありがと。
案外頼りになるね♪
これからもヨロシク!」
これ、今日の為に準備してくれてたのかな。。。
今日一日持っててくれてたのかな。。。
翌朝、僕はケータイにストラップをつけた。
そして、渡そうかどうしようか迷っていた物を持って出勤した。
それは、先輩の愛犬エルちゃんのオリジナルクッション。
今回の実行委員のお礼にと思い、2週間前から用意していた。
お疲れ様のお礼を準備していたのは僕だけだと思っていたので、こういうもの渡すのって変かなって悩んでたけど、ストラップくれたし、きっと変じゃないんだろう。
今日思い切って渡してみよう。
そして、自分の気持ちも伝えてみよう。
愛犬の写真で作るオリジナルクッション