ペットを亡くした辛さはいつまで続くのでしょうか。
私はこのように思います。
私自身、10年以上前に見送った愛犬を思うと今でも会いたいと思いますし、5年前に亡くなった猫を思うと涙がこみ上げる時があります。
今、ご自身が辛い思いをしているという人もいるでしょう。
家族や友人が苦しんでいる場合もあるかもしれません。
私も心療内科の診察を受けた事があります。
医師によりますと、辛い事があった時、通常は2週間程度で元気になるそうです。
でも、当店のお客様の中には数カ月、時には数年経っても元の生活に戻れないという人がいます。
ペットロスから立ち直れるまでの時間は、人によってさまざまなのです。
ペットロスが長引く理由
当店へご相談下さるお客様の場合、ペットロスが長引いている理由は次のどれかに当てはまるのかもしれないと気付きました。
- 誰にも相談できなかった
- 親しい人(家族や友人)に理解してもらえなかった
- 泣くことが出来なかった
自分の中に辛い気持ちを隠している人はいませんか?
信頼できる人に相談してみましょう。
誰かに辛い事を言われたかもしれません。
私も同じように言われた経験があります。
強く生きている人は自分の気持ちを抑えているかもしれません。
1日のほんのひと時でも、ちゃんと自分の気持ちに正直になる時間を持ちましょう。
そうすれば、長引いていた辛さから立ち直るきっかけが見つかるかもしれません。
ほんの小さな事が心に引っかかっていて、それがほどけた時に気持ちが楽になれる事もあります。
誰かを頼ること。
頑張っている自分をほめる事。
自分を責めない事。
亡くなったペットに感謝する事。
そういう時間を持つようにすれば、少しずつ心もほぐれてくるでしょう。
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ペットメモリアルグッズをプレゼントして相手の人が元気になった例
お客様のご様子
私はペットロスの相談に乗りつつ糸を編み、ペットをデザインしています。
商品お届け後にお礼の電話やメール、お手紙を書いて下さいます。
その内容を拝見していると、私の仕事はニットクッションを作る事ではなく、お客様のお話しを聞く事の方が大事なのではないかと思う時もあります。
お礼のメールには、商品が届いたのをきっかけに元気になったと書いてあります。
辛いけれど、少しずつ前向きになれたとも言われます。
確かにクッションを作っていますが、お気持ちの支えになれるよう頑張る事が私たちの仕事なのかもしれません。
何年も苦しんでいた人が、どうしてたった一つのクッションで元気になれたと言って下さるのです。
話を聞いてくれてありがとう。
今まで誰にも相談できなかった。
家族がクッションをプレゼントしてくれた。
クッションを見て初めて泣けた。