このコーナーでは、お客様から良くある相談内容をご紹介しています。
本日のテーマは
『数日後に来るペットロスの辛さ』
について考えてみましょう。
良くある相談
時折このようなご相談を頂きます。
私の場合は、もっと○○してあげれば良かったという気持ちが後になってから湧いてきました。
なぜそんなことを後になってから思い出すのでしょうか。
泣いていないのが一番辛い
ペットが亡くなった時、涙を流して、時には声を上げて泣く人がいると思います。
涙は心の浄化とも言われますし、私自身も泣いた後は少し落ち着くのを経験しています。
でも、泣けない人もいると思います。
悲しすぎる時、泣けない時があります。
泣く力も残っていない人や、ただ茫然としてしまう人もいるでしょう。
葬儀やお別れの事で精いっぱいで、ちゃんと泣く時間を取れなかった人もいるかもしれません。
そういう人は後々に辛さを引きずることが多いようです。
私は、泣けないのが一番つらいと思うのです。
ペットロスは涙で乗り越えよう
記憶のフラッシュバック
ペットロス以外にも、急に過去の辛い経験や恥ずかしかった事を思い出して、嫌な気持ちになる人がいると思います。
実は私も良くあります。
子供の頃○○されたことを今でもトラウマになっていたり、親友に嫌な事を言ってしまった事を今でも悔やんだりしています。
もう何十年も前の事ですが、頻繁に思い出します。
ペットの飼い方についても同じなのかなと思っています。
病気に気付いてあげなかった自分の責任だ。
自宅で診取ってあげたかった。
等、様々な後悔があるでしょう。
それらを後になってから思い出して、辛さが蘇るのだと思います。
その辛さから抜け出す方法
その負の連鎖から抜け出し、自分もペットも幸せになる方法はあるでしょうか。
私はあると思っています。
私はペット達を信じてあげる事で、辛さから抜け出すことが出来ました。
彼らは飼い主であるあなたに感謝しているはずです。
そう信じてあげて下さい。
ペットはあなたを憎んでいると思いますか?
そんなはずはないですよね。
もしあなたがそう思っていたら、ペットは悲しむでしょう。
彼らは
「たくさんの愛情をありがとう」
と思っています。
飼い主さんは皆さんがとても深い愛情を持っていたはず。
今の辛さはその証拠。
その辛さこそが愛していた証です。
ですからペットを信じてあげて下さい。
最高の飼い主さんに出会い、世界で一番幸せだったと思っていますよ、きっと。
もう一つ、辛さから抜け出す方法があります。
それは、自分の気持ちを誰かに話す事です。
私たちはお客様のご相談に乗りつつ、糸を編み、ペットのオーダーグッズを作っています。
お客様は言われます。
「話を聞いてくれてありがとう」
とても多くの方が言われます。
誰かに話す、相談する、それだけでも気持ちが楽になるようです。
『身近な人に話しづらいから、お店の人に聞いてもらった。』
そんな感じで、私がお聞きしながら作品作りをしています。
してあげられなかった数を数えるのは止めて、愛してあげた数を数えてあげて下さい。
これからも辛い時間は続くかもしれません。
でも大丈夫。
会えない寂しさはありますが、どこか見えない所から、あなたを応援していると思います。
作品に込める思い
こんなお話をお客様としならが、作品作りをしています。
私はその度に我が家のマロを思い出します。
ウチに来た頃は飼いづらい事もありましたが、今思えば晩年は私にとって尊敬できる兄みたいな存在でした。
彼の写真を見本にして、皆さんに作品を紹介できるのをとても嬉しく思っています。