亡くなったペットはどこに行くのか、それを正確に知る人はこの世にはいないかも知れません。
しかし、それを感じる事は出来るときがあります。
なんとなくまだこの部屋にいるような気がする、なんとなく私の心の中にいるような気がする。
今にも鳴き声が聞こえそうな気がする。
そんな経験がある人もいらっしゃるでしょう。今まさにその時間を過ごしている方もいらっしゃるでしょう。
私達も同じ経験をしました。
きっと、目に見えないどこか近くにいますよね。
ペットロスを受け入れるとは
ペットの死を受け入れるのはとても難しいことです。
それはもう二度と会えなくなる事を認めるという事であり、もうそばには居ないのだということを認めることになるからです。
受け入れなきゃと思う自分と、それを拒否する自分とが戦っているような感じかもしれません。
私たちの心は自分の意思とは違う動きをする時があります。
頭では分かっていても、心が納得してくれない。
天国へ旅立ったことを受け入れられない。
でも、それで良いんだと思います。
そう簡単には受け入れられません。それが正常な心だと思います。
ペットとの死別を受け入れた日から、少しずつその子を忘れていくのではないかと心配になる人もいるかもしれません。
それも大丈夫。忘れるわけではありません。
あんなに楽しかった事、あんなにかわいかった子、忘れる事は無いでしょう。
むしろ、時間が経つにつれて思い出は大きくなり、温かく優しいものになって行くでしょう。
私は、ペットは亡くなった後しばらくの間は飼い主さまの近くにいるのだと思います。
その間、まだ近くにいる間は飼い主さまが悲しみ、涙を流すのだと思います。
そして、心が元気になり、少しずつ前を向けるようになって『もう大丈夫だね』ってペットが感じた時に天国へ旅立つのだと思うのです。
なんて言う人もいますが、私はいつまでも泣いていても良いと思っています。
私もマロ(猫)を見送って何年もたちますが、今でもお客様のご相談に乗っていると思い出して涙がこみ上げてくる時があります。
天国へ行けれないなら、ずっとそばにいてくれて、それはそれで嬉しいじゃないですか。
虹の橋というお話をご存知の方も多いでしょう。
ペットは亡くなると、天国の手前の橋で飼い主さまを待つ。そして飼い主さまを見つけたときに一緒に天国へ行くというお話しです。
この虹の橋のお話も、ペットは天国へ行かずに飼い主様を待っているのです。
虹の橋の話をしてくださるお客様も多く、今自分がどのような状況にいるか認識しようと努力しているのが伝わってきます。
皆様がそれぞれ各々の方法で受け入れようとしているのですね。
受け入れられないままの自分を認めてあげる
ペットの死を受け入れられない自分を責める必要はないと思います。
そう簡単に受け入れるなんてできませんよね。
でも私たちは生活があるし、他人や現実社会ともかかわっていかなければいけませんし、ストレスにもなります。
そんな時は、「受け入れられないままの自分を許してあげる」と良いと思います。
亡くなったペットの存在感
亡くなったペットの存在感を感じる時があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分の思い過ごしかもしれませんが、私も感じる時があります。
迷ったときに答えに導いてくれたり、寂しいときにお墓参りに行くと会いに来たりしてくれているような気がします。
私達はメモリアルグッズのご注文が多い日には天国の愛犬ムックが営業しているのかな?と感じます。
メモリアルグッズは注文が続くことが良くあるので尚更そう思うのかもしれません。
ちょうど虹の橋が混雑している時かもしれませんね☆
元気になった時が、みんなが幸せに向かって歩き出した時。
それは悲しみを忘れた時ではなく、悲しみと一緒に生きていく準備が出来た時。
悲しい気持ちをいっぱい知ってる人は目元に優しさがにじみ出ると思います。
皆様の心が少しでも安らぎますように。。。☆