今回はペットが亡くなった時の、仕事の休み方について考えてみましょう。
そんなお悩みの相談が届きます。
皆さんは同じように感じた事はありませんか?
ペットが亡くなった時、ほとんどの人は仕事なんて手に付かないでしょう。
私たちも愛犬が亡くなった時、その後数日間は仕事中に急に寂しくなって泣きそうになった事もあります。
休みたいと思っている人も多いと思います。
葬儀も出してあげたいし、火葬もしなきゃいけないし。
でもどうやって休めば良い?
休む理由は正直に言わなきゃいけない?
同僚に嫌な事を言われた人いる?
そうなんです。こんな時に休むのは、理解されない場合があるから要注意です。
私はお客様の相談にのるうちに、いろいろな事が分かってきました。
そこで今回は、ペットが亡くなった時に仕事を休む事について考えてみましょう。
目次
ペットロスが酷くて会社に通えない日が続いていました。クッションが届き、クー(愛犬)が帰って来てくれたようで心の支えになっています。ソファに置くと本当にそこに居るみたいで安心します。今は毎日出勤前と帰宅時にクーに挨拶しています。
ご注文商品、クッション
ペットロスに対する会社の理解度
ペットロスを理解してくれる会社はあります。
しかし残念ながら、多くの会社ではペットロスに対する理解は少ないのが現状のようです。
パワハラやモラハラでさえこの数年でやっと理解や対策が出来つつある現在、ペットロスへの理解がある会社はごく少数に限られているようです。
会社から休暇許可が得られなかったり、同僚から冷たい言葉を浴びせられたりしたという人もいます。
自分が気にしなければ良いという人もいますが、大切なペットの死を簡単にあしらわれるのは気分の良いものではありません。
人によって価値観は違いますし、ペットを飼った事が無い人には気持ちを理解するのは難しいかもしれませんが、それで私たちが嫌な思いをする必要もないと思います。
そこで、ペットロスで辛い時に会社を休む方法について考えてみたいと思います。
ペットが死んだ時に仕事を休む方法
ペットロスに対する理解がある会社もあります。
それらは主にペットに関する仕事をしている職場に多いようです。
会社全体でペットへの愛情を持っている証であり、素敵な社風だと思います。
そのような場合はペットの死を理由に休暇を取れるでしょう。
しかし、そうでない場合の方が多いようです。
正直に理由を伝えると、
「ペットが死んだくらいで休まれたら困る」
等と言われることもあるらしいです。
そんな場合はどのようにして仕事を休んだらいいでしょうか。
有給休暇、病欠をもらう
家族や親族、又はとてもお世話になった方などが亡くなった時、会社を休む為に忌引休暇という制度があります。親や兄弟の場合は何日間、親戚の場合は何日間と言う決まりもあります。
ただ、これは人が亡くなった時の休暇であり、ペットには適用されません。
ペットが亡くなった時は有給休暇をとります。
有給休暇の場合、休む理由を会社に伝えなくても大丈夫です。
仕事を休む理由の伝え方
しかし、「何かあったの?」と聞かれる場合もあります。
その時は「ペットの死」と伝える必要はありませんが、嘘を言うのもいけません。そこで体調不良や家庭の事情などで良いと思います。
ペットの死が理由だと伝えると「そんな事で休むなんて・・・」と思われる場合もあるそうですので注意してください。
2日以上休みたい時は
また、精神的に辛い場合は病院へ行ったりカウンセリングを受けたりして、診断書を書いてもらうと長期間休む事が出来る場合もあります。
有給・病欠・欠勤、どれに当たるかはお勤め先に相談してみて下さい。
ペットの死で会社を休む時の注意点
職場への配慮
休む時は職場への配慮が必要になります。
風邪で長期間休んだ時も、職場にひと言謝ったりしますよね。
例えばどうしても休む事が出来ない仕事を抱えている時は、一日だけ仕事を頑張って次の日に休むとか、誰か別の人に仕事の代理を頼むなど社会人としての良識ある行動を取ると良いでしょう。
休む理由について
先ほども少し触れましたが、休む理由をいう時に「ペットの死」と直接言わないほうが良さそうです。
残念ながら、理解されない場合が多いですし、仮に会社は理解してくれたとしても職場の中に誰か一人でも理解してくれない人がいれば不穏な空気が流れます。
何人かに一人は「犬や猫が死んだくらいで・・・」と思う人がいます。
嘘をつくのはいけませんが、体調が優れないのは事実でしょうし、仕事に出ても周りに迷惑を掛ける可能性もありますので「体調不良」や「家庭の急用」などを理由にするのが良いと思います。
どうしても休めない時の対応の仕方
遺体の安置
どうしても休めないと言っても、遺体をそのまま何日も安置し続けるのは不可能です。
そこで、どんな対応策があるか調べましたので、仕事を休めず、ペットの葬儀が出来ない場合はどうしたらいいの?をご覧下さい。
写真や形見を携帯
辛くて仕事が手につかないという場合は、ペットの思い出の写真を仕事場にもっていってみませんか?ポケットに入れたり、手帳に挟んだりしておけばお守りのような存在として自分を支えてくれると思います。
ペット達も「頑張れ」って言ってくれるかもしれません。
関連記事:
私は形見の首輪をブレスレットにして持ち歩いています。
職場に持って行けるメモリアルグッズを作る
当店ではペットのメモリアルグッズを作っています。
職場に持って行ける物を作って欲しいというお客様からのご要望でストールが生まれました。
表面は千鳥格子柄ですが、裏面にはペットがデザインされていますので職場に持って行くことが出来ます。ペットオーダーストールの詳細はこちら
このメモリアルグッズにはこんな効果もあります。
お客様の声をご覧ください
休みやすい仕事、休めない仕事
休みやすい仕事
ペット関連の企業も増えてきました。また、社長がペットを飼っているという会社もあるでしょう。
そのような場合はペットが亡くなった時の休暇をとりやすいようですし、ペット用の休暇も設けているかもしれません。
当店ではペット用の休暇はありませんが、特別な理由がなくても有給休暇を取れますので、私が今飼っている猫が亡くなった時には有給を使って葬儀を出す事になります。
休めない仕事
休む事ができない仕事もあります。
例えば、自分の代わりを誰かが対応してくれる場合は休みやすくなりますが、自分しかできない仕事を抱えている人は休みづらいでしょう。
また、取引先やお客様との打合せなどの予定が入っている場合は迷惑が掛かりますので、その日はどうしても休む事ができなくなります。
そのような仕事を担当している人は、休めない事を承知の上でペットを飼っている人が多いようです。
仕事を辞めたくなったら
メモリアルグッズの注文を受けるとき、お客様から、
「仕事を辞めようかと思っている」
という相談を受ける事も・・・。
私は、「仕事の事より、今はペットの事だけを考えてあげましょう」
と伝えています。
今は精神的に不安定な時ですので、退職などの重大な決断は先送りにしましょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
関連記事:職場で辛い言葉を言われた時の対処法
仕事を休んだ人の体験談
メモリアルグッズを注文されたお客様から色々なお話を伺う機会があります。
ある人は、ペットが亡くなった時に会社を休んで叱られたというお話をうかがいました。
それを不満に思っているのではなく、自分の失態に責任を感じていらっしゃるようでした。
こんな事で自分を責める必要は無いと思います。
おそらく体調が優れなかったのは事実でしょうし、無理に出勤して仕事で失敗しても良くありません。
旅行に行くとか、リフレッシュ休暇で休むことが普通に許される時代ですから、休む権利を行使しましょう。
休み方のアドバイス
当店は家族で会社を回していまして、私の父が社長、母が工場長、従業員は全部で現在10名おります。私は経営者ではないとは言え、経営側の人間です。私の考えですが会社を休むのは従業員の権利ですのでどんな理由であっても休めるのではないかと思うのです。
例えば、旅行や遊びに行くから休むと言うのも正当な理由です。
ペットが亡くなったからという理由も会社を休む理由としておかしくはないと思うのです。
もちろん、社会人としての常識や良識は持っておくべきです。
無断欠勤は駄目ですし、大事な会議や打ち合わせがあるならばどうしなければならないかを考える必要はあると思います。
会社に休む事を伝える時も、ペットが亡くなったからという具体的な理由まで言う必要は無いかもしれません。体調不良とか(事実体調は良くないでしょう)、申し訳ないですが家庭の用事で・・・等と伝えれば良いと思います。それでも具体的な理由を聞かれてから初めて本当の理由を伝えればよいでしょう。
事実としてペットが亡くなると亡骸を放っておく事はできません。恐らく葬儀に出されると思います。次の休日まで何日もかかる場合もあるでしょう。そうなると会社を休まざるを得ないのは当然ですよね。
私も猫を2匹飼っています。
家族経営ですので休みやすい環境ですしペット関係のお仕事をさせて頂いているので、葬儀の為にちょっと1時間仕事を抜けるとか半日休む等の事もしやすい恵まれた環境です。
皆様のご苦労はあるかと思いますが気持ちを理解してくれる人はいると思いますので、周りの方にも相談されてみてください。
もしかしたら上司のかたもペットを飼っていることもあるかもしれません。
会社によって色々な考えがあると思います。
一人で判断できない事は是非周りの人に相談してみて下さい。
アドバイスにはなっていないかもしれませんが、一人で悩まないで下さいね。
大事な話しですから、分かってくれる人はいるでしょう。
休んだほうが早く元気になれる
一日しっかり休んでペットを弔ってあげて、一通りの儀式をしてあげましょう。
その日は一日中辛いと思いますが、全ての手続きが終える頃には心も少し落ち着いてきます。
我が家でも愛犬を午前中に火葬場に連れて行き、午後は家でゆっくり過ごしました。
特に何をするわけでもなく寂しい一日でしたが、ゆっくり休んだ事でその後の立ち直りも早かったと思います。