ペットロスを乗り越えられない時、その理由は人によって異なり、また理由は一つではないと思います。
我が家の愛犬ムックは病死でしたが、亡くなる前は1年間闘病し、最後は前足切断までして生きていました。
長生きしてくれたことは私たちにとっても、ムック本人にとっても幸せだったに違いないと信じていますが、亡くなった後、私はこのように感じました。
ムック、これでもう、痛みを感じることはなくなるね。
天国で、自分の足で思いっきり走り回れるね。
私をペットロスから救ってくれた考え方
愛犬ムックの死後、ある日、テレビを見ていました。
愛犬を見送る俳優さんが、こんな言葉をつぶやいていました。
「あの子は天国へ行き、痛みも苦しみも無い幸せな世界で暮らしている。」
後日、私は愛犬ムックのお墓に行き、こうつぶやいてみました。
「ムック、そっちの世界は楽しいかい?もう痛みはないかい?きっと野原を走り回っているだろう。楽しく暮らしてね。」
そう思って目を開けると、そこにはたくさんのお花が供えてあるのに気づきました。
ムックは合同慰霊碑に入っているので、お友達のペット達がたくさん一緒に眠っています。
だから、いつもたくさんのお花やお供えがあり、いつ来てもお線香は煙が出ています。
ついさっきまで誰かが来ていた証拠です。
きっと天国ではたくさんの仲間に囲まれて楽しく過ごしている事でしょう。
それに気づいたとき、私は幸せな気持ちになれました。
私をペットロスの辛さから救ってくれた絵本
こちらは100万回生きたねこ。
ご存じの方も多いでしょう。
猫は何度も生まれ変わり、色々な飼い主のもとで暮らしました。
しかし最後に大好きな人と巡り合えて、幸せの暮らし、その生涯を終えた後は生まれ変わることはありませんでした。
そんな内容だったと思います。
もし、ペット達がこの物語のように、最後に私たちのもとにやってきて、その生涯を幸せに暮らし、もうこの世に未練がなくなったなら・・・
それくらい幸せな時間を過ごすことが出来ていたなら彼らは今とても幸せなのではないでしょうか。
そのような気持ちにさせてくれる絵本でした。
私は今でも読み返すと涙なしでは読めないですが、愛犬ムックとの別れの辛さはもうありません。
そして今は猫を飼っています。
この物語の猫のように、何度も生まれ変わって我が家に来てくれたのかもしれません。
我が家が最後の人生となれるよう、幸せな暮らしを与えてあげたいと思います。