店長さんに、愛犬とのお別れがなぜこんなに辛いのかと言ってしまった時、店長さんが「愛していたからです」と言って下さいました。その言葉にほんとにほんとに涙が出て、すごく寂ししけれど愛犬を愛していた自分を思い出し、そこから立ち直ることが出来ました。クッションのデザインの相談もとても優しくアドバイスして下さり届くのが本当に楽しみで、届いた時に「お帰り」と言って抱きしめました。お金では買えない物を頂けた気持ちです。
LINEでペットロス相談を受けながら作品作りをしています。
ペットロスはとても辛く、寂しく、人によっては立ち直れなくなる時もあります。
私もペットの死を経験しています。
元気な時はずっと一緒にいられると思っていたのに、いつかはお別れがやってきます。
そして、もう帰ってこないと分っていてもどこかに存在を探したり、もっとしてあげられたことは無かったか後悔したりします。
ペットロス以外にも今まで辛い経験はたくさんしたでしょう。
でもペットロスは特別です。
死、永遠のお別れ、最愛のパートナー、ストレス社会、周りの目、様々な要因が絡んでいるからです。
それらを解きほぐすことで克服の糸口が見つかるかもしれません。
いいえ、ペットロスは克服するものではなく、寂しさと一緒に生きていくものだと思います。
読んでほしい記事:寂しさこそが愛した証
それではペットロスが辛い原因を探っていきましょう。
何か元気になれるきっかけが見つかるかもしれません。
皆様からの相談に乗りつつ、作品作りしています。
ペットロスが辛い理由
ペットは自分より弱い立場の存在
ペットは自分の力では生きていけません。
私たちより弱い立場の存在です。
私たちの愛情(サポート、ケア、保護、世話など)が無ければペットは生きていけないでしょう。
そして私たちも愛を貰っています。
ペットへの愛情は子供への愛情に似ていると思います。見返りを求めない愛情です。
自分にとって子供同然の存在が、自分より先に亡くなったら・・・
出来るなら身代わりになりたいと思う人もいるかもしれません。
後を追いかけたいという人もいます。
亡くなった後でも、してあげられる事なら何でもしてあげたいと思います。
しかしペットはもういない。
その行き場のない愛情が辛さを増幅しているように思います。
もうペットの面倒を見ることが出来ないから
私たちは愛情という感情があります。
誰かの面倒を見たりその相手のために頑張る事に幸せを感じる感情です。
ペットはまさに愛情を注いできた存在です。
彼らが居なくなることで、愛情の注ぎ口が無くなり、寂しさをどこに向ければいいのかが分からなくなります。
次のペットを飼えば楽になるというのは、まさに愛情の注ぎ口が出来るからだと思います。
そしてメモリアルグッズが愛情の注ぎ口になることもあります。
参考記事:ペットの生まれ変わりに会えた
クッションお届け後にお礼を言われるのはその為だと思われます。
責任を感じている
病気に気づけなかったり、交通事故で死なせてしまったりしたとき、自分に責任を感じてしまうでしょう。
当店のお客様にも同様の方がいらっしゃいます。
私も猫の病気に気づけませんでした。
自分を責める日々。しかし謝る相手はもういない。
そこから抜け出すためには謝る相手の存在が必要です。
目を閉じ、最愛のペットを思い出し、自分の気持ちを心で伝えてあげて下さい。
きっと届くと思います。
そして、誰もあなたを責めていないし、責任を感じる必要もありません。
関連記事:ペットの死を自分の責任だと感じている家族や友達を救ってあげる方法
ペットの死を誰にも話せない/一人で抱えている
ペットロスが辛い最も大きな理由の一つ、それは相談できる相手がいなく、独りで抱え込んでいる事です。
また、誰かに話したら心無い言葉をかけられてしまい、更に辛い思いをする人も・・・。
話を聞いてくれる人、悲しみを共有してくれる人、一緒に泣いてくれる人、こういう人たちの存在は自分の心を救ってくれるのです。
是非、信頼できる人に話を聞いてもらって下さい。
関連記事:
まだ泣けていない
涙を流し、感情を素直に表現することで悲しみを乗り越えることが出来る場合もあります。
一番辛いのは泣けない事。感情を抑え込んでいる事。
死を認めたくないと思えば思うほど、出口のない辛さを味わうことになります。
お別れを受け入れた時、それは永遠の絆になると感じることもあります。
泣けないのが一番辛いのかもしれません。
関連記事:ペットとの別れが辛い時は泣ける場所を作って、ちゃんと泣く
ペットのお葬式が出来なかった、立ち会えなかった後悔
ペットのお葬式をあげる人も増えてきました。
しかし、仕事やその他の用事でお葬式が出来ない場合や、自分が立ち会えない場合もあります。
人の場合はどんな理由があってもお葬式はあげるでしょうし、どんな仕事でも断ることが出来るでしょう。
しかしペットのお葬式を理由にできない場合があるのも事実。
お葬式はお別れの儀式です。お別れをするための準備であり、それらを執り行うことで気持ちの整理が出来るのだそうです。
それが出来ない場合、気持ちに区切りをつけられないのだそうです。
その他の要因
人によって辛さの要因は違ってきます。
私の経験や、立ち直ったきっかけ、メモリアルグッズがもたらす効果などを紹介していますので参考にしてみて下さい。
悲しみが喜びに変わる時
商品のお届け後には、お礼の連絡を頂くことが多いです。
そこには、元気になったと書かれていることが多いです。
辛い気持ちは完全には癒えていなくても、前向きになれたのはなぜでしょう。
自分の気持ちを分ってくれる人の存在に気づけた
お客様は家族や友達にクッションをプレゼントします。
クッションを受け取った人は、わが子(ペット)がデザインされていることに感動されます。
その次の瞬間、ある気持ちがこみ上げてきます。
それは、自分の気持ちを理解してくれる人がこんなに身近にいたのだと、プレゼントしてくれた人の存在に気付くのです。
自分は一人ではない。この人はちゃんと自分の事を見守ってくれている。そばにいて、こんな素敵なプレゼントをくれる。
その気持ちだけでも元気になるのでしょう。
ごめんなさいが言えた
そしてそのクッションに、今まで言えなかったことを伝える人もいます。
病気に気づけなかったことなど、自分に責任を感じている人はその気持ちを伝えるそうです。
ありがとうと伝える人もいらっしゃいます。
今までは気持ちを伝える手段がなかったのに、まるで天国とのかけ橋が出来たような気持になるそうです。
ペットとの楽しかった日々を思い出せるようになった
クッションを受け取った後は気持ちも変わり、楽しかった日々を思い出すようになるそうです。自分がどれだけペット達の事を愛していたかを思い出し、その後は涙流すことがあっても良い思い出として受け入れることが出来るようです。