ペットを亡くした経験がある人は、おそらく皆さんがペットロスの辛さを経験されたと思います。
その辛さや虚しさは誰でも感じるものです。
しかし、ペットロスが重症化し、日常生活に影響が出てくる人もいます。
ペットロスが重くなりやすい人にはどんな特徴があるでしょうか。ペットロスになる理由を探ってみると克服のヒントが見つかるかもしれません。
ペットロスが重くなりやすい人
ペットへの依存が大きかった。その支えがなくなった。
例えば一人暮らしでペットを飼っていたとき、きっと何度も話しかけてあげたでしょうし時には相談相手になってくれた事でしょう。
別の人ではストレスと抱えた生活をしていた時にそれを唯一癒してくれるのがペットだったかもしれません。このようにペットに支えられた生活が長く、ペットへの依存度が高い人はペットロスに陥りやすいようです。
自分を支えてくれた唯一無二の存在をなくし、これからどうやって生きていけば良いのか分からなくなった時、誰でも将来が不安になります。
同じ不安を抱えている人の声を聞いたり、自分の気持ちを話したり出来る相談相手を探してみて下さい。
自分を責めている
当店のお客様の中にも多くいらっしゃるのですが、自分を責めている方がいらっしゃいます。
病気に気付いてあげられなかったり交通事故で死なせてしまったりした場合、その責任が自分にあると思い込んで悔やんでも悔やみきれない状態になります。
飼い主失格なんて、思わないでねのページで、自分を責めていた日々から立ち直ったきっかけを紹介していますので参考にしてみて下さい。
突然亡くなった(事故、病気)
昨日まで元気だったのに、ある日突然命を落とす場合があります。
今日もいつも通りに元気に遊べると思っていたのに、何の心配もしていなかったのに、ある日突然別れがやってきたら、すぐには受け入れることが出来ません。
知らない間に病気が進行していたり、玄関のドアを開けたときに飛び出して交通事故に合ったりという事は良く聞きます。その時自分を責める人もいますし、心の準備が出来ていない別れを受け入れられない場合があります。
ちゃんとお別れが出来なかった
例えば出張などで長期間家を留守にする事もあるでしょう。その間にペットが亡くなり、自分が最期に立ち会えなかったり、葬儀に出してあげる事が出来なかった場合は後悔が残ります。
また、病院に入院中に医師から「今夜は大丈夫だから」と言われて帰宅するも、様態が急変して病院から電話がかかってきたと言うお話も聞きます。そのような方は悔やんでも悔やみきれないとおっしゃいます。
もう死期が近いと分かっている場合は入院させず、自宅で看病すると言う人もいます。
最期の瞬間は自宅で看取ってあげたいと言う人が増えてきたように思います。
別れを受け入れられない
悩んでも仕方が無いのは分かっていても、受け入れることが出来ない状態は精神的に非常に辛いです。自分の気持ちが負のスパイラルから抜け出せず、延々と仕方の無い事で悩み続けてしまいます。
命に限りがあるのは分かっているし、自分ではどうする事も出来ないのも分かっています。それでもあの頃に戻りたい、もう一度会いたいと、非現実的な要望が湧いてきてそれが叶わずまた辛くなる、そんな状態が延々と繰り返されます。
そんな皆さんに、このサイトがお役に立てると幸いです。
ペットロスを乗り越える方法(焦らず長いスパンで考える)
少し元気になってきたら
悲しみや感情を抑える人、他人に見せない人
本当はとても辛いのに、その気持ちを誰にも言えず笑顔で振舞っている人もいます。とても強く見えますが寂しさは他の皆さんと同じです。笑顔で振舞っているうちに元気を取り戻せる場合もありますが、辛さを抑えている分、逆に辛さが蓄積されていく事もあります。
あまり無理をせず、時には自分の気持ちに正直になる事も大切です。
ペットロスを受け入れて、立ち直りやすい人
ペットロスにならない人は冷たい人?いいえ、そうではありません。
ペットロスになった人は弱い人?それも違います。
ペットロスにならなかった人にはこんな人がいます。
別れの覚悟が出来ていた
辛いのは誰でも同じ。もちろん涙も流します。
でも何日も引きずらなかったというあるお客様は、別れの覚悟が出来ていたといいます。
数ヶ月間の闘病生活。最後は延命理療はせず、命に任せてその子の一番の幸せを考えて自宅で看病をし、家族も納得の別れだったそう。
愛犬の死はとても辛く数日間は泣いて過ごしたそうですが、今では前を向いて頑張っているそうです。その方がペット達の供養になるとおっしゃっていました。
思いっきり泣けた
先ほど泣けない人のお話をしましたが、皆さんは泣ける場所を持っていますか?
クッションのお届け後に初めて泣けたと言われる場合もあります。そして思いっきり泣けて気持ちが少しスッキリしましたとも言われます。
また、自分は辛いのに家族は一晩泣いただけで翌日から元気にしていると言われる事もあります。泣くと気持ちがすっきりする経験はありませんか?その方は泣けたから元気になったのだと思います。
悲しすぎて泣けない場合もありますが、自分の気持ちに素直になれる時間を持って欲しいと思います。
他にやらなければならない事があり、気持ちが紛れた
ペットロスで仕事が手に付かなくなる場合もありますが、逆にその仕事の忙しさで気持ちが紛れる場合もあります。
私たちはペットの写真でオリジナルグッズを作るのが仕事でした。そんなある日愛犬ムックを亡くしました。奇しくもその頃はとても忙しく、たくさんの方からオーダーを頂いていました。愛犬ムックが天国で営業をしてくれていると信じ、一生懸命クッションを作っていました。それがムックへの恩返しでもあると信じていました。
またお客様から毎日お礼を頂いていました。ムックが私たちを助けてくれたのかもしれません。
ペットロスから抜け出す為に
ペットとの別れを悲しむのは正常な心理状態だと思いますが、ペットロスが長引くのは本人も辛いですし、ペット達も望んでいないはず。
当サイトではペットロスの客様が非常に多いため、ペットロスから抜け出す為に出来そうな事を日々考えています。
色々なアドバイスの中からご自身に合ったものが見つかれば幸いです。
日々、ペットロス相談に乗りながら作品作りをしています。
編み物で作る、ペットオリジナルグッズ