ペットの形見・思い出を残すアイデア集/愛犬・愛猫の死後に残せる物は

ペットの遺品や形見。

何を残せばいい?

捨ててしまって後悔する物はある?

 

気になりますよね。

他の人はどうしているか知りたいと思っている人も多いでしょう。

 

当店のお客様はこう言います。

愛犬が使っていた物を沢山捨ててしまって後悔して、でも想い出を残したくて相談させて頂きました。
犬仕様だった部屋が徐々に人間仕様に変わっていく中、何か残したくてこのサイトに出会いました。

 

お客様との対話していると、遺品の残し方について様々なアイデアがあるのを知りました。

そこでどんなアイデアがあるのか、このブログで書き綴ってみたいと思います。

 

皆さんは次のようなお悩みはありませんか?

  1. 何を残せば良いか(残せるのか)知りたい
  2. 残すものと捨てるものの区別の仕方は?
  3. 遺品をリメイクできる?

 

そのお悩みについて私の想いを少しずつお話ししていきますのでゆっくりご覧ください。

 

物によってはカビダニなどにも注意が必要な物もありますので要注意です。

ペットの形見になるものと保管方法

私達はペットのメモリアルグッズを作っていますので、お客様からペットの形見についてのお話を伺う事もあります。

ペットの形見といえば首輪やおもちゃなど、ワンちゃんや猫ちゃんが使っていた物を思い浮かべる人も多いでしょう。

しかしそれだけではないようです。ペット自身の毛や爪なども形見として残す事が出来ますし、写真を使ったグッズを作る事もできます。

形見としてお勧めできる物をご紹介しましょう。

うちの子が使っていた物を形見にする

一般的に形見と言えばペット達が使っていた物が多いと思います。

皆さんがリードや首輪、洋服などを残しているのではないでしょうか。

保管方法

皆さんは祭壇やお仏壇に飾ったり、写真の隣に添えたりしているそうです。

小さな物であれば、アクリルケースに入れてディスプレイしてもいいかもしれません。

小さなアクリルケースなら100円ショップに売っていますし、ホームセンターやネット通販でも簡単に買うことが出来ます。おもちゃや首輪などを入れて飾ってみてはいかがでしょう。埃も付かないですし見た目も綺麗になります。

写真と一緒に飾ってあげればいつまでも思い出に残ると思います。

仕舞っておきたいという場合は、メモリアルボックスに入れて収納する事もできます。

ペット用のメモリアルボックスが市販されており、蓋の部分には写真を入れられる物もあります。そのまま本棚等に飾ってもかわいくディスプレイ出来る物もあり、普段は目に見えないようにして大事な時に出してみるにはちょうどいい保管の仕方だと思います。

ペットの爪や毛を形見として残す

猫の毛フェルト

こちらは私が飼っている猫をブラッシングして出てきた毛です。

亡くなった後でも少しだけ毛を取っておけば形見として残す事ができます。

毛がある程度たくさんあれば、これをフェルト状にして、ワンちゃんや猫ちゃんの小さな人形を作ることが出来るそうです。

 

その他、毛を使ってストラップを作ったり、爪や骨を入れるペンダントなどがあります。

 

毛や爪は後で集めることは出来ませんので、何か作りたいと思われる場合は是非取っておいてください。

我が家に以前いた愛犬ムックは長毛の犬でしたので、毛を取ってあればストラップが作れたかもしれません。

全て処分してしまった事をちょっと後悔しています。

火葬前に必ず取っておく

毛や爪などを形見にしたい場合は、必ず火葬前に取っておいてください。

火葬後は骨しか残りません。

また、骨をペンダントなどにしたいと思った場合は、当然ですが収骨しなければいけません。

収骨に対応していない火葬場もあるそうですので、火葬前に収骨させて頂けるか確認しておきましょう。

毛や爪の保管時の注意点

毛や爪を補完する場合は注意が必要です。

毛や爪は清潔に保っておかないといけません。

酷い時にはダニが湧いたりカビが生えたりしますので気を付けましょう。

最初に必ず洗浄して下さい。

保管中も定期的に洗ったり天日干しするなどして清潔を保ちましょう。

毛や爪は保管しないという人も

爪や毛は残さず、ペットには自由になって欲しいという意見をご覧ください。

(レビューより)
千の風じゃないですが、うちの猫には自由になって欲しかった。病気の体から離れ、今頃お空を飛んでいると思います。だから私も収骨しませんでした。でも私自身は寂しいのでクッションを見た時に絶対作って欲しいと思いました。相談にも乗って頂きとても癒され、本当に救われました。
ペットオリジナルクッション
ご注文商品:ニットのクッション

 

ペットが天国へ行っても生前の姿のままでいて欲しいという気持ちかもしれませんね。

首輪をリメイク

私は仕事の関係もあり、裁縫(ミシンや針仕事)が好きです。将来は猫の残した首輪で何かリメイクしたいと思っています。

今は猫を2匹飼っていて、かわいい首輪を買ってきて、シルバーの迷子札をつけてやりました。

この子達が亡くなった時にはこの首輪と迷子札を残して、ストラップを作ろうと思っています。

猫イメージ

2020年7月、2匹の猫のうち1匹が天国へと旅立ちました。

その時の様子はこちら

その夜、私は猫(マロ)からプレゼントをもらいました。

天国の猫からのプレゼント

マロが着けていた首輪です。

私がクリスマスプレゼントに買ってやった物です。

これはマロとの絆の証であり、一生の宝物です。

一緒に読んでほしい記事:

亡くなった猫から、天国から届いたプレゼント/ペットロス克服中

辛い時には形見の首輪を持ち歩いてペットロスを乗り越えています

洋服のリメイク

私は裁縫が得意です。

仕事ではクッションを作っていますが、趣味でバッグ等をリメイクしたりもします。

そのため、ペットの洋服をストラップにリメイクしたり、パッチワークの生地に使ったりすることが出来ます。

ただ、我が家の愛犬は服を着なかったので作っていませんが、バンダナくらいは残しておけばよかったと後悔しています。

裁縫が得意な人なら、何か別の物にリメイクしてみてはいかがでしょうか。

ニューファンドランド犬

この写真は2006年に撮った物で、若い頃の私と愛犬ムックです。

こんな大きな犬でしたので、首輪もリードも大型犬仕様でした。

リードは大きすぎて(ほぼロープ)何にも使えませんでしたが、首輪は革製のしっかりしたものでしたので、色々な物にリメイクできたと思います。

レザー加工の道具を買ってきて、鞄のストラップやキーホルダー等を作れたと思います。

作業も楽しかったでしょうし、ステキな思い出の品を残す事が出来たでしょう。

処分してしまった事をとても後悔しています。

後になって思いついても遅いですから、形見の物は出来るだけ残しておいた方が良いと思います。

お客様のご紹介(形見をデザインするアイデア)

当店のお客様がどのようにして思い出を形に残しているかご紹介します。

おもちゃをデザインしたオリジナルグッズ

お気に入りのおもちゃをそのまま保管するのではなく、オリジナルグッズにデザインして欲しいというご要望を頂きました。

お気に入りだったおもちゃ

このサッカーボールのおもちゃが一番のお気に入りだったというポン太ちゃん。

お客様からのご注文で、このおもちゃを一緒にデザインして欲しいとのご要望でクッションにデザインさせて頂きました。

お気に入りのおもちゃをデザイン

このように、形見をそのまま残すのではなく、オリジナルグッズにデザインして別の形で残す方もいらっしゃいます。

また、おもちゃを既に処分してしまったという人も、写真があれば作る事が出来ますので参考にしてみてください。

思い出を残してあげたくて…

形見を処分する事で日に日に変わっていく室内に、何か新しい形で思い出を残したいと作成依頼を頂きました。

レビューより
まだ悲しみも癒えてないのに早いかな?とも思いましたが、老犬介護仕様だった家が、日に日に人間仕様に変わりゆく中で、ルクを増やしてあげたかったのです。続きを読む
ペットオリジナルクッション
ご注文商品:クッション
温かいぬくもりになって愛犬が帰ってきました。続きを読む

皆様の思い出に寄り添えるよう、作品作りに励んでいます。

形見

商品一覧を見る

皆様の心の支えになって頂けると幸いです。

 

関連記事

亡くなったペットが好きだったおもちゃを残したいというご要望

メモリアルグッズで元気になったお客様をご紹介。

肉球の写真やスタンプをとってデザイン

愛犬や猫ちゃんの肉球の写真をデザインして欲しいというご要望をご紹介します。

肉球

この写真はお空組のマロ。

顔も写っていない失敗写真ですが、数百枚の写真の中からたった1枚だけ肉球の写真を見つけました。

この肉球をデザインしたのがこちら。

スタンプ入りデザイン

 

どの商品でも対応でき、追加料金がかかりますが人気のサービスです。

ペットの形見の再利用

首輪をキーホルダーやストラップに再利用する

猫や小型犬などの首輪は特にリメイクしなくても、そのままストラップとして使う事が出来ます。

綺麗に洗い、ほつれなどがあればハサミで切ったり手芸用のボンドで補強する程度で良いでしょう。

チャームなどをつけるD環がついていると思いますので、そこにキーホルダーなどの金具の輪を通せばそれだけで使う事が出来ます。

ストラップやキーホルダーは毎日持ち歩く物ですからいつも一緒にいられますし、劣化が気になるようでしたら、鍵置き場などに一緒に置いて飾ってもいいかもしれません。

猫の首輪

こちらは猫につけている首輪です。

買ってきたばかりの時に写真を撮って、この後に着けてやりました。

これはデニムの丈夫な生地で作って有りますので、4年経った今でもほつれも無く生地がしっかりとしています。

この子が亡くなった時にはこれをストラップにして、形見としていつでも持ち歩けるようにリメイクしたいと考えています。

おわんを小物入れに

お客様から祭壇のお写真を送って頂く事もあります。

そこには色々な物が写っていて、必ずと言っていいほど置いてあるのが、ご飯を食べていたお椀です。

お供えのおやつが入れてある事が多いですが、わんちゃんや猫ちゃんのぬいぐるみが入れてあることもあります。

また家族の寄せ書き(亡くなったペットへのメッセージ)が書いてある事もあり、皆さんの愛情が伝わってきます。

猫のおわん

こちらは我が家の猫のカフェテラス。

うちの猫たちはガーデンビューでご飯を食べます。

愛犬が亡くなった時はお椀も処分してしまい、何も残っていません。

いつか猫が亡くなったら、これを残し、綺麗に洗って猫の思い出の物を入れておく小物入れに使おうと思っています。

猫の小さなぬいぐるみを買ってきて、入れておいても良いでしょう。

おはじきかガラス球みたいな物を敷き詰めて、花を活けてもいいかもしれません。

このお椀さえ残っていればそれで猫たちを思い出すことが出来ます。

ペットの形見を残す?残さない?

今では形見を残すのも一般的になり、祭壇を設けたりメモリアルグッズを揃える人も多いでしょう。

しかし私たちが愛犬を亡くした頃は、まだペットの死に対して世間の理解は少なかった時代でした。

「いつまでも寂しさを引きずってはいけない」

「処分したほうが、早く立ち直れる」

そんな思いから、家族で相談して全て処分しました。

しかし今は思い出の品を残している人が多いです。

当店へも亡くなったペットのメモリアルグッズとしての注文が多く、皆さんからお礼のお手紙やメールをたくさん頂いています。

その多くの方が形見を大切にして、またオリジナルグッズをたくさん集めていらっしゃいます。

愛犬を亡くして10年以上が経った我が家ですが、ムックの形見が何も無いことを今頃になって後悔している程ですので、是非何か残しておいたほうがいいと思います。

参考記事:ペットの遺品整理

残さなかった後悔

10年以上前ですが、ムックが亡くなった時には寂しさのあまりに思い切って形見になるものは全て処分してしまいました。

当時はそれが良かったと思っていたのですが、長い年月が経った今では首輪とかバンダナなどは残しておけばよかったと少し後悔しています。

形見の持つ役割

ペットの形見は何の為に残すのでしょうか。

ペットを忘れない為。

ずっと側にいたいから。

それを見るたびに思い出せるから。

どれも正しい思います。

そして形見を残す一番の理由は、自分の心が安らげる場所や泣ける場所を作る事だと思います。

我が家の愛犬ムックは写真しか残っていません。

アルバムを開いたりパソコンを開いたりする事で写真を見ることは出来ますが、何気ない日常でふと形見を目にすることはありません。

ですから皆さんは何か残しておく事をお勧めします。

きっと、いつかその形見が自分を助けてくれる時が来ると思います。

整理の判断が出来ない時は

何を残して、何を捨てるか

では、何を残して何を捨てれば良いでしょうか。

そういう時は自分の基準を作ってみてはいかがでしょう。

 

例えば保管のしやすさで判断するとこうなります。

保管しやすい小さなものを残して、保管しずらい大きなゲージやキャットタワーなどを処分する。

 

又は、思い出の深さで判断する事もできます。

これは大好きなおもちゃだったから残して、あまり着なかった洋服は処分する。

 

又は、思い出の大きさで判断することもできます。

これは一度しか着なかったけど大切な服だから残す、これは毎日使っていたお茶碗だけど特に記念の物でもないから処分する。

 

このように自分に基準を作れば判断がしやすくなります。

処分しても良いかどうか判断できない時

思い出の物を処分しても良いか、まだ残しておきたいか、それはとても迷う事だと思います。

もし今は判断が出来ないなら、取っておいた方が良いと思います。

時間がたって気持ちも落ち着いてくると、

「これはもう、さよならしても良いかな。」

と思える時が来るかもしれません。

その時に処分すればいいと思います。

 

時間が経ってもまだ捨てられないものは、それはずっと身近に置いておきましょう。

残しておいてよかった、意外な物

最後に、私の経験をお話しします。

2020年に大好きなマロちゃんが亡くなりました。

猫の写真

とても我強い子で、亡くなる時も彼らしくかっこよかったです。

ある日、引き出しの中からマロの予防接種の記録が出てきました。

「あ、マロちゃんのだ!」

と思って私は見入ってしまいました。

そこには日付と、薬の名前と、金額くらいしか書いてありませんでしたが、私は嬉しくなりました。

なぜなら、マロは病院が好きだったのです。

 

ウチの猫は2匹とも病院だ大好き。

先生も、看護師さんも、こんな子たちは滅多にいないと笑ってかわいがってくれました。

マロが好きだった場所の思い出がそこにあります。

診察券ももちろん取ってあり、財布に入れています。

身分証の提示で、間違えて猫の診察券を出したこともあるほどです。

きっとマロは私のことは忘れても、病院のことは覚えてくれているでしょう(苦笑)

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