皆さんこんにちは、ファンデルワンの三浅です。
保健所育ちの猫2匹と暮らしています。
一匹はどこかへ隠れてしまいました(笑)
この子達は幸せなのかな?
買い始めの頃はそんな事を毎日考えていましたが、今では2匹とものんびり幸せそうに暮らしています。
保護されたペットたち
我が家のご近所さんで、ペットの保護活動をしている方があります。
保健所から保護された犬猫の譲渡を行っている団体からの受け入れで、亡くなってはまた次の子を受け入れるという繰り返しです。
小型犬が多いですが、ピレーニーズを飼っていたこともありました。
散歩をされているときに、私も良く頭を撫で撫でさせてもらっています。
懐いた子もいればそうでない子も・・・
それも保護犬ならではですよね。
我が家の猫は保護施設の暮らしが長かったこともあり、2匹とも人に慣れていてお客様にもすぐ懐きます。
最後のペット
ご近所さんにはお子さんがいらっしゃいません。
私も今は一人暮らしです。
ですので自分に何かあったときの事を考えるといつまでも無責任に受け入れをすることは出来ません。
幸い家族が近くに住んでいますが、自分が高齢になってくるともう次の受け入れは難しくなるでしょう。
猫は長生きしますので私も今飼っている猫達が最後かなと思っています。
最後のペット、何か記念グッズがほしいところです。。。
記念のオリジナルグッズ
今日のファンデルワンのご紹介は最後のペットの記念品のお話しです。
ペットをたくさん飼っている方はオリジナルグッズを作ると切りがありません。
この子で受け入れは最後にしようと思っていても、ご縁があればついつい受け入れてしまう。しかし現実問題として最後まで面倒を見れるかどうかも分からない。そんな方もあるようで・・・。
これで最後にしようという何かけじめになるものがあれば良いのかな?
ご近所さんと話をしていて、そんな事を思ったりしました。
オリジナルグッズを作成していると、色々なお客様がサイトへご来店してくださいます。
誕生日のプレゼントに贈る方、お祝いや内祝いで贈る方、また亡くなったペット達の思い出の品としてご自身用に作成される方など。
本日はそんな中、愛犬をわが子同然にかわいがって来られたあるご夫婦のお話をさせて頂きます。
わが子を愛する気持ちは亡き愛犬にきっと届いていることでしょう。
ファンデルワンのメモリアル物語りをご覧下さい。
私たち夫婦には子供がなく、ペット達が文字通り子供の代わりでした。
もう何匹飼ってきたでしょうか。
私たちは保健所からペットを譲り受けてきました。
中には飼い主自らペットを連れてくる人もいるそうです。
事情はお有りとは思いますが、信じがたい話です。
もちろんすべての子を連れて帰ることは出来ず、出会ったとき寂しそうな顔をしている子を連れて帰ってしまいます。
「これがもう最後の子かもしれないね。」
そう話したのはこの子を引き取りにいく道中でした。
主人が70歳を超え、私たちもこの先いつまで元気でいられるかわかりません。
その、最後と決めていた子が天国へ帰ったのが半年前の事です。
「今年の夏は暑いね。ムックは大丈夫だろうか。」
「今日も雨か。マロンは散歩を嫌がるだろうな。」
私たちの話題はいつもペットの事でした。
天国へ帰ってしまった子達の事を今でも主人は心配しています。
「大丈夫ですよ。天国は暑くもないですし、マロンのところには雨も降りません。
みんながそれぞれ元気に楽しく暮らしていますよ、きっと。」
これが私たちの今の会話です。
のんびりと窓の外の景色を見ながら・・・。
主人が珍しく写真の整理をしていました。
今まで撮ったペット達の写真です。
ダックス、セントバーナード、雑種権、三毛猫、トイプードル・・・
色々な子がいました。
私はこの写真で何か思い出のグッズを作りたいと思いました。
写真は家のあちらこちらに飾ってあるけれど、グッズらしいグッズは一つもありません。
ひとつくらいメモリアルグッズがあってもいいじゃないかしら。
そして、一番最後にお別れをした子の写真で、オリジナルのタペストリーを作ってもらい、主人の誕生日にプレゼントをすることにしたのです。
それは温かみのある、編み物で出来たタペストリーでした。
主人はとても喜んでくれました。
私の妹夫婦やご近所さんがいらしたときにもパッと目を引く、すばらしい作品に仕上がっていました。
このようなグッズを作ることで、不思議と自分の心に整理がつき、今まで漠然と寂しかっただけの心が、ペット達の死をちゃんと受け入れられるようになりました。
これから他の子たちのグッズも少しずつそろえていきたいと思います。
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この物語は事実を元にして作成してあります。
同様のシチュエーションでご注文くださる方もあり、お客様のペットに対する愛情の深さに私たちも心が癒され、温かな気持ちになるときがあります。
そんな皆さんの心に寄り添える作品を作れたらと、これからも頑張って参りますのでよろしくお願いいたします。