うつ病の経験がある私にとって、ペットロスのお客様やその周りの方からのメールはとてもありがたく感じます。
きっととても勇気を出して連絡くれたのだろうと思うのです。
日々の体調はどうなのかな?
克服を目指して頑張っているのかな?
等など、自分が辛かった頃を思い出すのです。
でも、こうやって連絡を下さるという事は快復に向かっている証だと思います。それが嬉しい。
支えてくれる人
ペットロスは心が一時的にダウンしている状態だと思います。ペットとの別れの辛さや寂しさに耐え切れず心のバランスが崩れた状態。これは誰が悪いわけでもない、精神的に弱いわけでもない、タイミングや日常生活の影響によっては誰にでも陥る可能性のある症状だと思います。
私が経験したうつ病も「まさかこの人が?」と思うような元気で快活な知人が同じ病気を患っていました。
そういう病気(症状)なのです。
私がうつ病を克服できた一番の理由は支えてくれた人がいたお陰でした。母親だったり、友人だったり。
そして元気になった時にまずやりたかったことが、周りの人への感謝です。
感謝したい、というよりは、いつも何かに感謝しているようになりました。
命があるだけでありがたいと思うようになったのです。
母や友人には日常的にありがとうと言えるようになりました。
お世話になったお礼
周りの人に感謝していると、皆さんがこう言われます。
「私は何もしていないよ。」
ただ話しを聞いてくれたり傍にいてくれたりするだけで私にとっては大きな支えだったのですね。周りの人たちは、他の人への対応と何も変わったことは無かった。でも私にはそれが嬉しかった。
具体的に支えてくれた人は私が元気になったことだけで十分嬉しいと言ってくれますが、何かお礼がしたいものです。
お客様もきっと、そんなタイミングでご注文下さるのかな?
ご注文の時には「お世話になった方へ贈りたい」とだけ言われていたお客様ですが、お届け後のお礼のメールと一緒に、ご自身がペットロスだったことやその時の状況、贈り先様に支えてもらった事などをお話し下さいます。
元気になられて良かった。商品を気に入って頂けて、ちゃんとお礼が出来てよかった。
これが私たちの仕事だと感じます。
ムックがお世話になった人へのお礼
闘病中のペットを気遣ってくれた仲間やペットロスになった自分を支えてくれた人へのお礼に、当店の商品を使いたいという方が後を絶ちません。
本日はそんなお話しを物語り形式でご紹介させて頂きたいと思います。
ファンデルワンのメモリアル物語り、ご覧下さい。
我が家の愛犬ムックは骨の病気で長い闘病生活をおくっていました。
骨肉腫といって、骨の癌だそうです。
ペットを飼った経験のなかった私たちにとっては、犬が癌になることさえ今まで知りませんでした。
獣医さんに色々アドバイスを頂いたり、ネットで調べたりしました。また癌を患った人が体に良いからと言って飲んでいる山の湧き水があると聞くと、それを汲んできて飲ませたり色々な手を尽くしました。
そんな中、ある女性のブログに出会いました。
同じ病気で愛犬を亡くし、その時に調べたことが紹介してありました。
私たちは早速連絡を取り、アドバイスを頂きました。
飲んでも良い薬と、そうでない薬がある事、元気になると言う湧き水の事、そして前足を切断しなければならなかった時にも心の支えになってくださいました。
ムックは余命3ヶ月と言われてから1年半生きてくれました。
獣医さんもこんなに生きてるなんて信じられないと言っていたほどです。
特に苦しんでいる様子も無く、平穏な老後を送ることが出来たのではないかと私たちは思っています。
ムックが亡くなってからも、ブログの女性は気遣ってくれました。
特に心のケアに気を使ってくれていたと思います。
ムックは痛みに耐えて長く苦しんだのではないか、もっと何か出来たのではないかと私たちは悩んでいました。
その時、彼女は、ムックは私たちと一緒にいられて、きっと幸せだったと思うと言ってくださいました。
ムックが亡くなり、月日が経つにつれ、私たちも少しずつ笑顔を取り戻せるようになりました。
あるとき母が、ブログの○○さんに何かお礼をしたいねって言ってくれました。
ちょうどムックの誕生日も近いし、タイミングとしても良いと思いました。
お礼の手紙を書き、ムックが元気だった頃の写真を数枚添えました。
私たちの事を聞くのももしかしたら辛かったのかもしれません。
彼女の心の深さには言葉では言い表せないほど感謝しています。
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この物語は事実を元にしたお話しです。
同じ苦しみや悲しみを経験した人同士、互いに支え合い、助け合う事で、辛さを克服できるのかもしれません。
辛いときは無理をせず、ゆっくりお過ごし下さい。
元気になって、笑えるようになってから、また頑張れば良いと思います。
天国のペット達も皆さんの元気な笑顔をまっていると思いますよ☆