家族の愛犬と言っても、家族全員が犬が好きとは限りません。我が家も以前は犬を飼っていて、今私は猫を飼っていますが、実は私の両親もペットを飼う事には反対なんです。だけどその本心に気付いたとき、親の心の深さに気付くことも・・・
皆さんこんにちは、ペットオリジナルグッズを作成しています、ファンデルワンの三浅です。
編み物で出来た不思議な作品、プレゼントやメモリアルの思い出の品としてご利用頂いております。
ペットオリジナルクッション ファンデルワン
本日は家族のペットをめぐる意識の違いから生まれた、ある家族の誤解の一部をご紹介いたします。
ペットを想う家族の気持ち、これからも大切にしたいですね。
ファンデルワンの物語り、始まり始まり。。。
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うちの犬に対する父の思い
愛犬サリーが死んだとき
父親とはそれほど仲が良いわけでもなく、むしろ父の冷めた考え方に憤りさえ感じていた時期もありました。
愛犬が亡くなり、私が泣いていたときも、
「犬は人より早く死ぬ。仕方の無いことだ。分かっていたことだ。」
と、冷たく言い切ってそのまま会社へ出かけてしまった。
私はたまたま仕事も休みだったから良かったが、もし出勤日だったら会社に行き、仕事をすることが出来ただろうか。。。
夕飯の時もいつもと変わらない父だった。
霊園に連れていき、火葬にしてもらって、合同慰霊碑にいれてもらった。
それを父に伝えたが、
「そうか。」
の一言だけだった。
それ以来、父とは、愛犬サリーの話しはしなくなった。
犬が苦手な父は犬を飼う事に反対
元々父は犬が苦手だった。
始めは外で飼いなさいと言っていたほどだ。
その後、父以外の家族全員が犬好きということもあり、結局リビングには入れないという条件で室内で飼う事になった。
その犬が亡くなって、何年たっただろう。
親戚が集まり、話題は叔母が最近飼いはじめた犬の話に。。。
すると、父が自慢そうにサリーの話を始めたのです。
私は都合の良いときだけ嬉しそうに話す父に対して、きっと冷たい視線を送っていただろう。
でも、その後、私がずっと父を誤解していたことに気付かされました。
話は愛犬の最期の日の話に。。。
そこで、父が涙を見せたのです。
私の誤解
その日の夜、母が話してくれた。
「お父さんね、最期の夜、何度も起きてサリーの様子を見に行ってたの。
もうだめかもしれないって。
あなたがいないときね、散歩に連れて行ってたのはね、実はお母さんじゃなくて本当はお父さんなんだ。
犬が嫌いって言ってしまった手前、頑固な人だから・・・
あなたがいないとき、ずっと可愛がっていたのよ。
・・・あなたには言うなって言われてたんだけどね。」
父がそんな風に思っていたなんて。。。
私は自分が恥ずかしいかった。
ペットの思い出を部屋に飾ろう
次の日、私はリビングにサリーの写真を飾った。
初めて我が家に来た日の写真。
夏に水浴びをさせた時の写真。
そして険しい顔した父にしっぽを振って近づく、サリーと父のツーショット写真。
今まで父には写真も見せないようにしていたけれど、これからは家族全員で愛犬サリーの話しをしていこうと思います。
ペットを思う家族の気持ち
私の両親もどちらかというとペットは苦手な方ですが、兄も妹も私も犬や猫が大好き。変な家族なんです。
だから、我が家で以前飼っていたムックが死んだとき、父はそっけない態度。泣いても仕方ないだろうって言っていました。でも、今日の物語のように、やはり愛情は持っていたみたいです。亡くなって数年たってそれに気付くこともシバシバ。今日のモデルは実は我が家のお話。不器用な人ほど愛情が深いのかもしれません。