ペットロスの相談をされて困っている人へ

ある日、こんな相談を受けました。

(Aさんより)
「私の友達のペットが死に、彼女はすごく落ち込んでいました。私はペットを飼ったことが無いので、その気持ちを理解してあげることが出来なかった。」

これはAさんが特別なのではなく、一般的に良くあるお話しです。

ペットの死に関しては人によって考え方が全く違いますので、突然相談されて困っている人がいらっしゃるようです。

私はそんな相談に乗ることもありますので、本日は相談を受けて困っている人に何かアドバイスになれば幸いです。

ペットロスの相談を受けた時、どのように接したら良いのか考えてみましょう。

私の経験をもとに、様々なケースごとに考えてみましょう。

  • かけてあげる言葉
  • 相手との関係
  • お供えや贈り物をする人たち
  • 私が日々対応しているペットロス相談
  • ペットロスの相談を受けた時のアドバイス
  • ペットロスの辛さと、幸せな感情

ペットを亡くした人に掛けてあげる言葉

ペットの死を知らせてくれた人は、あなたのことを相当信用していると思います。

そして同時に、あなたを頼って来たのでしょう。

辛さを分かって欲しいと思っているでしょうし、話を聞いてほしいと思っているでしょう。

どんな言葉をかけてもペットが生き返ることはありませんが、相手の人に寄り添ってあげることで支えになってあげられたり、気持ちを楽にしてあげられたりする場合もあります。

詳しくは、『ペットを亡くした人にかけてあげる言葉、メールで伝える内容』をご覧ください。

ペットロスの人との関係

相手によって対応が異なる場合もあります。

家族のペットが亡くなった場合は自分も辛いでしょう。

大切な友人や恋人の場合は支えになってあげたいと思うでしょう。

それぞれの立場でどんな対応が出来るか考えてみました。

家族のペットが亡くなった時

彼氏、彼女のペットが亡くなった時

ペットロスの妹への対応

お供えや贈り物

お悔やみギフトと言う言葉があります。

ペットを亡くされた方への、支えとなる贈り物です。

小さなお供え物などから、高額なものまで。

そんな中でも当店で作るメモリアルグッズは高価なものになりますので、ご家族や恋人、またご本人様がオーダーされています。

贈り物は確かに目に見える方法で気持ちを伝えているように感じますが、受け取られた方が本当に喜ぶ理由は、自分の気持ちを理解してくれている人がいるという事だと思います。

その気持ちが伝わった時、辛さは半分になり、信頼の気持ちが膨らむでしょう。

そうして少しずつペットロスから立ち直ることが出来るようになってくると思います。

私が日々対応しているペットロスの相談

さて、ここからは私が日々お話をお聞きしているペットロスの相談について、どのように対応しているかお話ししましょう。

ペットロスの悩みを相談されたという人の参考になれば幸いです。

 

私のペットロス

まず自分のペットロスの体験をご紹介。

2007年、愛犬の死。そしてうつ病を発症。

2020年、猫の死。体験談はこちら

ご注文下さるお客様

お客様からは、ご注文に至った思いなどをお聞きする事もあります。

ペットを亡くした人が思い出の為に作ったり、ペットロスの家族や恋人への誕生日プレゼント等にご利用頂くという話を聞くと、何も知らずに作るより気持ちを込めて作品を作る事が出来ます。

そのご相談内容にはお返事を差し上げているのですが、その度に思い出すのが、私が天国へ見送ったペット達です。

当時の事を思い出したり、お客様の状況(気持ちの状態)に応じて対応をしていますが、一番大事なのは話を聞いてあげる事、そしてそれに対してちゃんと「聞いてるよ」とアピールしてあげる事かなと思います。

話を聞いてあげるとは…

話を聞いてあげるというのは、ただメールを読んだり電話で声を聞くだけではありません。

私も同じ経験をしましたので、気持ちが伝わってきます。

当時の辛さを思い出します。

そして、こちらからはあまり多くを語らず、相槌を打つような感じでお返事を差し上げています。

この、「聞いてるよ、読んでいるよ」という対応が大事だと感じています。

そうすることで、「あなたは一人ではないよ」と伝えてあげることが出来ると思います。

 

一番辛いのは一人で抱え込む事、誰にも理解してもらえない事。

そして一番大切なのは、誰かに支えてもらっていると感じる事。

私の経験ではこの2つがとても大事だと思います。

 

毎日そんな相談を受けて辛くならないか?と聞かれる事もあります。

確かに長電話を頂いた時や、とても長いメールを頂いた時は困ることもありますが、その度に亡くなった我が家のペット達を思い出すことが出来るという事は、幸せな仕事でもあります。

ペットロスの相談を受けた時のアドバイス

もし皆さんが相談を受けたら、どうしたら良いでしょうか。

特にペットを飼った経験がない人は・・・。

まずはお話を聞いてあげて下さい。

気持ちを全て理解することは出来なくても、相槌を打ちながら聞くだけで良いと思います。

そして、話を聞くことくらいしか出来ないけれど、自分で良かったらまた話して欲しいと伝えてあげて下さい。

通常は一度、多くても2,3回お話を聞くと、少しずつ元気になっていくようです。

お客様の中には、ペットを亡くして何年も辛い思いをしている人もいますが、当店のクッションをプレゼントした日から元気になってくれたと言われることもあります。

その間ずっとペットに会いたがっていたそうですが、やっと心が落ち着いたと言われると私たちも大切な仕事をしているのだと感じることが出来ます。

ペットロスの辛さと幸せな感情

ペットとの別れは辛く悲しい事ですが、私は同時に幸せを感じる瞬間もあります。

毎日ペットロスの相談を受けているので、いつかは我が家の猫が亡くなる時が来るのは覚悟していました。

しかしそれはあっという間に来て、病気が見つかってから2か月で猫は亡くなりました。

寂しくて辛い日々でしたが、時間が経ってくるとたくさんの幸せをくれた愛犬や猫たちに感謝の気持ちが芽生えたり、辛いと感じるけれど天国で楽しく暮らしていると思えば幸せな気持ちもする、不思議な時間を過ごしています。

このことについてはまた別の記事でお話ししてみましょう・・・☆

三浅俊幸

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