ペットを亡くした時の贈り物をするタイミング
家族や友達、または恋人など、自分にとって大切な人がペットを亡くした時、自分に何か出来ることはないだろうかと考える人も多いでしょう。
私達に出来ることといえば話を聞いてあげたり、お悔やみや慰めの言葉をかけてあげたりする事しかないようにも思われますが、お供えやメモリアルグッズなどの贈り物をしている方もいらっしゃいます。
亡くなった直後であればお花やお供えを持って行く場合もあります。祭壇を設けている場合はお花を持っていってあげると良いかもしれません。
当店の商品もペットを亡くされた方への贈り物としてご利用頂いていますので、皆さんがどのようなタイミングで贈り物をしているかご紹介します。
ペットの写真で作る、オリジナルクッション。
亡くなった直後
お客様のご利用のタイミングで一番多いのは、ペットが亡くなった直後のご注文です。主にリピーターさんが多く、家族やお友達のペットが亡くなったばかりで悲しんでいるので一日でも早く作って欲しいというご要望があります。
その言葉に私達も出来る限りのことをさせて頂きたいと思い、早い時は3日か4日でのお届けとなる場合もあります。
家族に贈る場合は、家族だからこそ気持ちが分かる事もありますし悲しさは自分自身も同じです。同じ気持ちを分かち合っていると感じたとき、お互いに心が救われることもあります。それが身近にいる家族だったらどれほど心強いでしょう。
また、祭壇に飾るためのご注文もあります。この場合は葬儀に出された直後だったり、または四十九日の法要で使われる事もありますのでお届け日指定でのご依頼が多いです。
良くご利用頂く商品:祭壇に飾ったり法要でご利用頂く場合は遺影としても使えるオリジナルボードを作成されるお客様が多いです。
亡くなってから月日が経った後に贈るケース
ご家族や友達から当店の商品を紹介されて、なくなったペットを思い出して注文されるというケースをご紹介します。あるお客様のお話しです。
ペットがいなくなってずっと寂しい時間を過ごしていました。悲しい気持ちを誰にも言えないまま月日が流れ、あるとき友人からクッションを見せてもらいました。その時、寂しさを抑えていた自分に気がつき、自分も作りたいと思って注文しました。
商品が届いた瞬間、愛犬に再会できたような気持ちになり、涙が出ました。部屋に飾って置けるのでこれからもずっと一緒にいられそうです。
同様のご感想がとても多く、お客様の中には天国のペットが寂しくならないようにと、ご自信と一緒に写ったお写真で作成される方もいらっしゃいます。
関連記事:天国の愛犬が寂しくならないように
このようにご自信の心境を話して下さるとこの仕事の大切さを感じます。
一周忌の贈り物に使われるケース
ペットが亡くなって最初の命日に贈る物として使われるケースをご紹介。
こちらはお友達の猫ちゃんの1周忌で作成させて頂いたクッションです。飼い主にとって、命日を覚えてくれていたのはとても嬉しい事です。
一周忌で作られる方は、どのようなお客様が多いかご紹介していますのでご覧下さい。
誕生日やクリスマスのプレゼントとして
ご家族やお友達の誕生日やクリスマスプレゼントとして、亡くなったペットのグッズを贈るケースがあります。亡くなってから数ヶ月が経っていますので精神的にも立ち直り、思い出話として笑顔で話せるようになっている場合が多く、それでも涙を流して喜ばれたと言われます。
三ヶ月前に亡くなった実家の愛犬のクッションを母にプレゼントしました。
ラッピングを開けて、クッションを見て 家族全員が涙しました。
実物よりは少し大きいですが、写真とは違う立体感がある愛犬にみんな思い出した ものがあったんだと思います。
すごく良い贈り物になったと思います。ありがとうございました。
こちらはお客さまから頂いたレビューです。
ペットの誕生日
ペットは亡くなっても、誕生日のお祝いをされる方がいらっしゃいます。我が家でも毎年ケーキを買って来ます。「生きていれば何歳だね!」という会話をしつつ、もう長い年月が経っていますが飼い主にとっては大事な日です。
天国のペットの誕生日にオーダーされる例をご覧下さい。
ペットとの死別で悲しみが深い時は時間をあけて元気になってから何かのタイミングで贈るのが良いかもしれませんね。
それでは皆さんがどのようなタイミングで贈っているか、事例を交えて具体的にご紹介していきます。
ペットの写真で作るオリジナルグッズ。糸を編んで作った商品です。
家族にプレゼントするタイミング
当店ではペットのお写真からオリジナルのグッズを作っているのですが、その中の半分くらいは誕生日などのプレゼントに、もう半分くらいは亡くなったペット達のメモリアル商品としてご注文頂いています。
飼い主さまは悲しみの中にいらっしゃる場合もありますし、その悲しみから立ち直った方もいらっしゃいます。
そんな時にまるで天国のペットからの贈り物が届いたような気持ちにさせてくれる商品だとお客さまは言って下さいます。私たちもペットたちからの贈り物と言う気持ちをこめて作品作りをしていますので、その気持ちが届けば嬉しいです。
さて、そこで難しいのはメモリアルグッズを送るタイミングです。
笑顔でプレゼント出来る場合
亡くなった直後は誰しも悲しみの中にいらっしゃいますが、しばらく時間が経つと少しずつ元気になるものです。その時間は人それぞれで、数日の人もいれば数年かかる人もありますがいつかは元気になり、ペットのことを笑顔で話せる日が来るようになります。
そんな時にお父さまやお母さまへのプレゼントとしてご注文頂くと、家族皆さんがペットが生きていたときの事を思い出し、思い出話が始まり、まるでその輪の中にペットも一緒にいるような感覚になるのだそうです。亡くなった直後は悲しすぎて渡すことが出来なかったメモリアルグッズでも、時間が経って元気になってからプレゼントすることで皆さんが受け入れやすくなるのかもしれませんね。
涙の贈り物になる場合
ペットが亡くなって間もない頃、または長い日数が経っても立ち直れない人へ贈る場合、涙の贈り物になります。その涙は決して悲しみだけではなく、ペットに再会できたような感覚になる喜びであったり、自分の寂しさを分かってくれる家族への感謝の気持ちだったりするのでしょう。
部屋から出てこなくなった姉妹へ、すっかり元気をなくしてしまったお母さんへオリジナルグッズを贈る事で、受け取った人は自分の悲しみを家族も分かってくれているのだと感じるのだと思います。
関連記事:家族それぞれ、メモリアルグッズに対する気持ちの違い
友達や恋人に贈るタイミング
友達や恋人のペットが亡くなったとき、おそらく亡くなった事を飼い主さまから直接聞かれたことでしょう。それはつまり、あなたに助けを求めているということだと思います。話を聞いて欲しい、傍にいて欲しい、連絡して欲しい、一人にしないで欲しい・・・その気持ちが誰かを頼りたくなり、友達や恋人に連絡をするのだと思います。
まずは話を聞いてあげるだけでも良いと思います。その後お供えや贈り物をするかどうかはその後考えれば良いでしょう。そして何かしてあげたくなったらグッズを作るなり、何か元気になれるような贈り物をしてあげるなりしてみて下さい。
何を贈れば良いかとか、どのタイミングですれば良いかなど難しいことは考えず、相手の様子を見ながら友達として恋人として支えてあげてください。
元気になるきっかけ
悲しみから立ち直る瞬間を本人さんは感じる時があると思います。気がつけば自分が笑っている瞬間があったり、仕事がいつもより少し捗ったり、そうした瞬間にふと気付くことがあります。家族や友達からもらった贈り物がそのきっかけになることもあるでしょう。
いつもより少し元気そうだなと思ったらペットのことも聞いてあげてみてください。思い出話をしているうちに心の整理が出来ていくものだと思います。