メモリアルグッズ作成に適した写真
ペットメモリアルグッズを作成するためには、綺麗なお写真での作成をお勧めしています。
例えばこの写真のように、なるべく全身にピントが合っていて猫もぶれていなくて、いわゆるモデルさんのようなポーズを取っている物が綺麗に作成できます。
しかし、多くの場合は日常の何気ない一場面でのお写真で注文されることが多く、画質もよくない場合の方が多いです。
作成に不向きでも喜ばれる写真
ペットのお写真でオリジナルグッズを作成していると、お客様から「どうしてもこの写真を使って欲しい」と言われることがあります。そのお写真が綺麗な画質なら良いのですが、そうでない場合の方が多いです。
例えばこの写真は私が飼っている猫の写真ですが、とても気に入っている一枚ですので商品の見本の写真として使いました。しかしこの写真ではピントも合っていないし猫が動いて画像がぶれていますので、商品を作るには不向きな写真になります。
こちらが出来上がった商品の見本です。
これは上の写真で作ったタペストリーの一部。
写真の画質はよくなかったのですが、私にとっては思い出の一枚で満足の作品です。
私自身は大満足ですが、実際にデザインしたスタッフは、「もっと綺麗な写真は無いですか?」と言っていました。
作る人と飼い主とは見ている視点が違うので、お客様が気に入っているお写真があればその写真を使うのが良いと思います。
お客様にとって良い商品とは
お客様には、どうしても使いたい写真があります。
亡くなったペットの場合は、写真を撮り直すことも出来ません。
飼い主様にとって大事なことは、綺麗な作品を作ることではなく、一番好きなお写真で作り、ペットとの思い出を大切にすることだと気付きました。その気持ちを大事にしてあげたいです。
皆さんは思い出のお写真はありますか?
思い出の写真を撮ろう
写真はその一瞬を切り取り、私達に大切な思い出を残してくれます。
しかし写真を撮るのは案外難しいものです。特にカメラを嫌がるペットもいますし、猫は「待て」が出来ないのですぐに逃げてしまいます。
ペットの誕生日にしておきたいことでも書きましたが、何かの機会に是非ペットの写真を残してあげてください。
ペットが亡くなってから、もっとたくさん写真を撮っておけば良かったとおっしゃる方も多いです。私も愛犬ムックが天国に行った後に、一緒に撮った写真が少ないことに気付き後悔しました。
皆さんはペットとの思い出の写真と言われて、すぐに頭に浮かぶお写真はありますか?
もちろん全てのお写真が大切な思い出だと思いますが、いざメモリアルグッズを作るとなると案外画質の悪いものがお気に入りの一枚だったりします。
思い出の写真で記念品を作ろう
「画質が悪いのは承知していますが、この写真で作ってほしいです」
お写真の画質の都合で綺麗に描けない場合があります。また、作成そのものができない場合もあります。
そんな場合でもお客様は作って欲しいと言われます。
なんとか頑張ってやっと元の写真の雰囲気だけ再現できたときでも、お客様からはとても喜んで頂けます。
お客様にとってそのお写真がどれほど大事だったのか、お届け後にお礼の言葉でそれが良く分かります。
私たちの務めとして綺麗な作品を作るのは当然ですが、それよりももっと大事な事は思い出を大切にしてあげる事です。それを分かってあげてお客様に喜んでいただける物を作ることの方が大事なんだと思うようになりました。
皆さんは思い出のお写真はありますか?