愛犬ムックとの別れの日

相談

【ブログ筆者の自己紹介】
お客様のペットロス相談に乗りながら
糸を編んで
メモリアルグッズを作っています

作成シーン

ニットの温もりがうちの子抱いてるみたい(レビューより)

クッション

相談

ムックが亡くなった日のこと

私たちがこの仕事(ペットオリジナルグッズ作成)をしているのは、愛犬ムックがいたことがきっかけでした。

今日は、そのムックが亡くなった日の事と、そのごの我が家の暮らしを一部ご紹介します。

ニューファンドランド犬

最期の日に夢に出てきたムック

ムックが亡くなったのは2007年の9月。7才になる誕生日の1ヶ月前に亡くなりました。

当時の事を書いた記事がありますのでご覧下さい。

ムックの思い出

亡くなる日の朝、私はムックの夢を見ました。

夢を見たことは覚えているのですが、内容は覚えていません。

最期の日を伝えにきてくれたのかもしれません。

その後も(何年も経った今でも)ムックは時々私の夢に出てきます。

寂しい時や悩んでいる時には現れず、安心している時や満たされている時に夢に出てきてくれます。

遊びに来ているのかな?

イメージ

ペットの火葬について

ペットを火葬にするのは私たちにとって初めての経験でした。

子供の頃に雑種犬コロを飼っていたことはありますが、コロが亡くなった時、私は親に、

「コロはどこに行ったの?」

と聞くと、

「お父さんが山にお墓を作ってくれたんだ」

と教えてくれました。

今思えば、本当は保健所かどこかの処理施設で引き取ってもらったのだと思います。

今ではペットを火葬にするのが一般的のようで、ムックは火葬場に連れて行きました。

ムックが亡くなったのは土曜日でしたのでちょうど会社も休みで、その日の夕方に弔ってもらい、翌日に合同慰霊祭がある事を教えてもらいました。

合同慰霊祭は火葬場での年に一度の慰霊祭で、和尚さんに拝んでもらうのだそうです。

何気なく参加してみると、前日とはうって変わって数百人の人が集まっていました。

8割の方は喪服姿に数珠を持ち、半数ほどの人が泣きながら参列していました。

こんなに素直に悲しみを表に出して良いのだと、私はちょっと驚きました。

ムックがいない日々

火葬が終わり、家に帰り、ムックの遺品の整理の日々が続きます。

何も手に付かず、ムックの鳴き声が聞こえたようで、廊下に出てみても誰もいなくて、寂しい日々が続きました。

何度掃除をしてもムックの抜け毛が出てきますし、おもちゃやリードも家のあちこちから出てきます。

一番悲しんでいたのは妹でしたが、幸い我が家は家業で両親が社長と工場長ですので気持ちを理解してくれていました。また、ペット関連の仕事(ファンデルワン)をしていた事もあり、気持ちの整理の為に休憩をしながら仕事をすることが出来ました。

しかしなかなか動かない愛犬ムックを引っ張って出勤していた日々や、休憩時間の度に様子を実に出ていた犬小屋はもう無いと思うと寂しくてたまりません。

愛犬ムック

遺品の整理

ペットの遺品の整理のページでも書かせて頂きましたが、ムックはほぼ全ての遺品を処分しました。

残っているのは写真と、廊下に着いた傷くらいです。

ただただ、遺品を整理する日々が続きました。

そしてある程度片付いた頃、ムックが家中に付けたキズを直すために家をリフォームし、新しい生活が始まりました。

その頃から徐々に気持ちも前向きになり、少しずつ笑いながらムックの話を出来るようになりました。

ムックが亡くなってから数ヶ月経った頃です。

お墓参り

亡くなってから数年は、年に数回お墓参りに行っていました。

命日、誕生日、また自分が辛い時などはお墓に行ってムックに話を聞いてもらったりしていました。

そうすると不思議なことに気持ちがとても楽になれるのです。

これがペットの合同慰霊碑で、ムックはこの中に眠っています。

今でも近くを通った時にちょっと寄ってみたり、時間が空いた時にドライブがてら寄ってみたりしています。

四季折々に色々な花が咲き、いつ行っても気持ちのよい場所です。

その後、現在に至るまで

当店ではペットのオリジナルグッズを作成している事もあり、今でもムックの事は忘れることなく仕事をさせて頂いています。

お客様からペットを亡くした離すを聞くとムックを思い出しますし、今飼っている2匹の猫もいずれいなくなる覚悟も出来ています。

こうして私の心の中でムックは今後も生き続けていくのでしょう。

仕事をがんばる事が、ムックへの恩返しになると思っています。

ペットの遺影

このページについて

このページではお客様から寄せられた体験談や、今悩んでいる人へのアドバイスなどをご紹介しています。

当店ではペットのお写真でオリジナルグッズを作っている関係で、ペットを亡くされた方やそのご家族・ご友人から注文を頂く事があります。

その時のエピソードなどを伺っていると、1人で悩んでいる人がとても多いことが分かってきました。

出来るならひとりで悩まず、家族や友人など信頼できる誰かに自分の気持ちを話してみて下さい。

そうすれば気持ちを整理しやすくなりますし、立ち直りも早いと思います。

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