ペットの看取りの心構え/最期の悲しみに耐える覚悟

ペットロス相談

ファンデルワンには様々なお客様がいらっしゃいます。

中にはペットの看取り中の方もいて、相談をお受けすることもあります。

 

苦しそうにしている姿を見るのが耐えられない。

最期の時に自分がどうなるかわからない。

 

このように言われることが多いのですが、

私はこう思うようになりました。

 

その辛さに耐えるのも飼い主の役目。

 

愛しているからこその辛さです。

「自分が耐える」のではなく、

そばにいてあげるだけで、ペットは喜んでいると思って下さい。

作成シーン

ペットロス相談

辛さに堪える覚悟

苦しそうにしているペットを見るのは、飼い主として辛い事です。

私も最愛の猫(マロ)を見送る時、同じ思いをしました。

 

2カ月で体重は半分以下になり、抱くたびに軽くなっていくマロ。

毛艶もなくなり苦しそうにするマロ。

そして何もしてやれない自分。

何年たっても当時を思い出すと無力な自分の情けなさを感じます。

 

看取り中のお客様から、耐えられないと言われることがあります。

当時の自分を思い出し、私も辛くなります。

 

しかし、その辛さに耐えるのが飼い主の役目だと思います。

自分を信じてついてきてくれたペットに、最後にしてあげられることは残っていないかもしれません。

でも、そばにいてあげることは出来ます。

その姿を見るのは辛い事ですし、

別れの辛さも押し寄せてきます。

 

でも、ペットはもっと寂しいはず。

もっとあなたの傍にいたいと思っているでしょう。

別れたくないのはペットも同じはず。

 

でも行かなきゃいけない。

 

だから、飼い主さんが自分から離れるのはもっと辛い思いをさせることになるのです。

 

だから傍にいてあげて下さい。

それだけでペットは喜んでくれていると思います。

 

泣いても良い。

最期まで抱いててあげる優しさと覚悟を持ってください。

今までたくさんの幸せをペットからもらったことでしょう。

それをこの瞬間に恩返ししてあげる時間です。

 

私はそんなふうに思いながら、最期の時を迎えました。

あの時のマロは、とてもかわいい表情で、ゆっくり体を起こし、

私に歩み寄りってきました。

しかし途中で力尽きて、私に抱えられ、

息を引き取りました。

 

どんなに力を尽くしても

どんなに愛情を注いでも

最期は辛く、悲しい別れになります。

 

その覚悟を持つことが、飼い主の役目だと思っています。

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