猫の病気

保護猫

ソラ(保護猫。12歳)

ちょっと変わった子で、病気の時でさえ少し笑わせてくれて、安心させてくれます。

【ファンデルワンのご紹介】
糸を編んでペットのメモリアルグッズを作っています

作成シーン

相談

病状

ある朝、あちこちでオシッコをする仕草をしていました。

新聞紙の上、段ボール箱の中、私のカバンの上…

においをかぎ、腰を下ろし、まさに今からオシッコしますといった具合。

「どうした、ボケたか?」

と思ったのですが、オシッコは出ていません。

 

それが最初は10分おきくらいでしたが、間隔が短くなり、1分おきくらいになり、

「これは様子がおかしい。頻尿かな?」

と感じました。

 

マロ(亡くなったキジトラ猫)は尿路結石を患った経験があり、頻尿は要注意だと知っていたのです。

 

念のために、会社を休んで病院へ行きました。

緊急入院

「尿が出ていませんね。」

病院でそう言われ、急遽レントゲン、その他さまざまな検査を受けました。

 

とりあえず入院して経過観察になりました。

「このまま尿が出なければ処置します。但し、全身麻酔です。」

 

そう言われ、私は仕事へ向かいます。

全身麻酔は、万が一の場合は目が覚めない事もあります。

お客様の中には目が覚めなかったという方も時々いらっしゃいます。

 

仕事中、病院から電話がありました。

「尿が出ないので処置したい」

とのこと。

了解し、処置は成功。麻酔からも目が覚め、夕方にお見舞いに行きました。

 

診断結果

診断は、尿路結石になりかけで、そこまでは進行していなかったけれど、石(かけら)が尿道に詰まる病気だそうです。

ただ、若い子がなる病気で、今まで兆候の無かった12歳の猫がかかる病気ではないらしい。。。

説明を聞き、点滴を続け、2,3日入院になりました。

 

先生からこのように言われました。

「気付かずに出勤していたら、夕方にはぐったりしていたでしょう。
3日オシッコが出なければ命を落とします…
早く処置出来て良かったです。」

 

あっという間にいなくなる可能性を感じました。

脳高齢なんだし、これからはもっと気を付けて見ていてやろう。

 

病院からの電話

翌日、病院から着信履歴がありました。

退院予定は2,3日後のはず。

何かあったのか!?

慌てて電話すると、

「ソラちゃん、元気過ぎて、帰りた過ぎて、迎えに来れますか?」

との事。

 

先生も笑っていました。

 

「君は自由人だからね。。お家でゆっくり過ごした方が良いね。」

そう言って下さいました。

最善の治療とは

病院での処置だけが最善ではない。

私はそう思います。

先生もそれを分って下さっているようです。

マロの時も入院せず、自宅療養を選ばせてくれました。

お陰で私はマロと一緒にいられたのです。

 

当店のお客様が時々こう言われます。

「こんなことなら、病院へ連れて行くんじゃなかった。」

「最後は私の手の中で見送りたかった。」

その様子はこちらをご覧ください。

ペットの最期を看取れなかった人たち

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