家族の最愛のペットが亡くなった時、誰か一人が重いペットロスに陥ることがあります。
時には数カ月、または1年以上続くこともあるようです。
そんな時、周りの家族は何をしてあげれば良いでしょうか。
ペットロスから立ち直れない人を救うため、家族に出来る事を考えてみました。
一緒に悲しみを共有しよう
誰か一人が酷いペットロスに陥った場合、本人は自分だけが悲しんでいると思い込んでいる場合があるようです。
悲しいのは家族全員同じ気持ちですよね。
それに気づいてもらうだけでも、元気になる場合があります。
一緒に悲しんでくれる誰かがいれば心強いものです。
家族間で、悲しみの温度差を感じさせない事が大事です。
私が猫を亡くして辛かった時、乗り越えられた一番のきっかけは家族の言葉だったのです。
一緒に悲しんでくれる家族の存在に気づけた/ペットロスを乗り越えたきっかけ
ほんのちょっとした行き違いで人の気持ちは沈んだり、小さな言動で救われたりするのです。
家族みんなが辛いということを分かって貰う事が一番大事だと、私はお客様のお話しを聞いていてつくづく感じます。
では具体的にどうしたら分かって貰えるでしょうか。
一緒にお墓参りに行く
一緒にお墓参りに行ったり、祭壇を飾ったりしてみましょう。
我が家では愛犬ムックを合同慰霊碑に埋葬しています。
私は1人でよくお墓参りに行くのですが、兄や母も私の知らない間に行っている事を知ったとき、とても嬉しくなりました。
ペットロスになった家族と一緒に行ってあげると喜んでもらえると思います。
写真アルバムを作る
写真をたくさん撮っていると思います。
是非それを印刷し、一緒にアルバムを作ってみて下さい。
コメントを入れて楽しかった思い出を振替ってみましょう。
詳しくは写真を印刷し、アルバムを作り、コメントを書くをご覧下さい。
遺品の整理
亡くなった直後は首輪や洋服、食器類など遺品となるものがたくさんあり、それらをすぐに整理するのは辛いかもしれません。
しかしある程度時間が経つと、それらが残っている事でいつまでも忘れられない場合もあります。
その遺品を一緒に整理してみませんか?
片付けながら思い出を振替っても良いでしょう。
これは処分する、これは残しておくなど相談しながら片付けると、少しずつ別れを受け入れられるようになるそうです。
参考記事:ペットの遺品整理
思い出の場所へ行く
思い出を一緒に振り返るのも良いでしょう。
(ただし辛さを思い出す場合もあるので注意して下さい)。
お墓参りも良いのですが、楽しかった思い出の場所へ行くのも良いそうです。
毎日歩いた散歩コースやお気に入りの公園やドッグラン、一緒に通ったドッグカフェなどへ行ってみませんか?
我が家の猫は動物施設から受け入れたので、施設の方が時々気にかけてくださいます。
いつか猫が天国へ旅立ったときには施設を訪ねてみようと思っています。
天国のペットの誕生日にお祝いをする
お客様の中には、亡くなったペットの誕生日に家族へ贈り物をされる方がいらっしゃいます。
ペットの誕生日を覚えていてあげることが、家族にとって嬉しいことなのです。
関連記事: 天国のペットの誕生日にオーダーされる例
ペットロスの家族へ贈り物をする
ペットロスになった家族へ、何か贈り物で元気付けてあげたいという方もいらっしゃいますが、どんな物が喜ばれるでしょうか。
ペットの写真集
先ほど写真の整理についてもご紹介しましたが、ペットの写真集を作るのもお勧めです。
家族のペットであれば写真もたくさん準備出来るでしょうし、思い出のコメントをつけて上がれば飼っていた家族も喜んでくれるでしょう。
特に、飼い主さんに宛てて
「愛してくれてありがとう」
「○○の思い出は忘れないよ!」
などのように、ペット目線でのコメントを入れてあげると喜んでもらえると思います。
形見になるものを残す、リメイクする
ペットの毛や爪などを残してあれば、それらを使ったストラップなどを作る事ができます。
また、裁縫などが得意な人なら首輪や洋服などをリメイクして小物を作る事が出来るかもしれません。
難しい物はやめて、簡単な物を作ってみませんか?私は猫が亡くなったら首輪をそのままキーホルダーにしようと思っています。
参考記事:ペットの形見を残すアイデア集
関連記事:ペットメモリアルグッズ
亡くなったペットにもう一度会いたいと願う家族へのプレゼント
ペットオリジナルグッズのご利用方法はお客様によって様々ですが、亡くなったペットにもう一度会いたいと願うお母さんや娘さんへのプレゼントにも使われる事があります。
詳細は亡くなったペットにもう一度会いたいと願う家族へのプレゼントをご覧下さい。
喜ばれる物、注意が必要な物、お勧めの物
ペットロスになった人へ贈り物をする時には少し気を使いますよね。
どんな物が良いか、いつ渡せば良いか、私なりに考えてみましたので、ペットロスの贈り物をご覧下さい。
贈り物をするタイミング
亡くなった子のメモリアルグッズを作ったり、遺品をリメイクしてプレゼントされる方もいらっしゃいます。
しかしそのタイミングは難しいですよね。
当店のお客様は亡くなってすぐに贈り物をされるケースと、誕生日やクリスマス等の贈り物として使われるケースがあります。
詳細はペットメモリアルグッズ/贈り物をするタイミングをご覧下さい。
関連記事:母の誕生日プレゼントに、亡くなったペットの思い出のグッズを贈るお客様
ペットロスになった家族へプレゼントされたお客様
我が家では兄が犬を飼っていましたが、一番落ち込んでいたのは妹でした。
ペットロスまではなりませんでしたが、2週間くらいは毎日泣いていました。
こちらが愛犬のムックです。オリジナルボードを作りました。
お客様からのメールには次のような内容が添えられています。
「妹がペットロスになり、毎日泣いています。部屋からもあまり出てこなくなり、何かしてあげたいと思って調べているとファンデルワンに出会いました。」
また別の方は、
「2年前に亡くなった猫を忘れられず、『もう一度会いたい』と毎日言っている妻へ何かしてあげたいと思い、時々グッズをプレゼントしています。今回偶然ファンデルワンに出会い今まで出一番良いプレゼントが出来そうです。」
と言われます。
このようにご家族を支えてあげるお客様をご紹介します。
やっと立ち直ったパパ
偶然クッションを見つけたというAさま。
商品を見て、
「これ、パパに作ってあげようかな。でもやっと忘れかけてるのに・・・」
と悩んでいらっしゃいました。
数年前に愛犬が亡くなり、長い間落ち込んでいたそうです。
当時は家族全員が泣いていたけれど、ご自身(奥さま)も子供さんたちも元気になったのにお父さんだけがいつまでも忘れられずにいたそうです。
普段は元気そうでも、猫ちゃんの話しになるとすぐに泣き出すのだそう。
それがやっと最近笑って話せるようになったのと、そのタイミングで当店のクッションを見つけて下さいました。
良い機会だね、と言って、お父さまのお誕生日にご注文いただきました。
ペットロスで泣いている妹さんへ
妹さんへのプレゼントにご利用頂いた例をご紹介します。
この度は、お世話になりました。 愛犬を亡くして落ち込んでいた妹への誕生日プレゼントという事で、急でしたが日にちも間に合いおかげ様で素敵なBDとなりました。 確認の為にブランケットの箱を開けた瞬間、渡す側の私がすでに涙涙でした。 ニットがとても温かい気持ちにしてくれたのだと思います。 そして妹も、ニットでできたリボンの足跡マークを見て「もしかして?フェアリ(愛犬)?」と言いながら開ける前から涙涙で、開けてからは母と私と妹とで涙涙でした。 すごく喜んでくれて「大切にするね」と話してくれました。 素敵なプレゼントができた事を嬉しく思います。 本当にありがとうございました。 また機会があればよろしくお願い致します
ペットロスの家族へ掛けてあげる言葉
家族のケア
深く悲しんでいる時は、同じ言葉を言われてもその日の精神状態で受け止め方や感じ方が異なります。ですので相手の様子を伺いつつ言葉を選ばなければいけません。
元気な時に励ましの言葉を貰うと前向きな気持ちになりますが、落ち込んでいる時に元気付けられても逆効果。むしろプレッシャーになってしまうことも。
では、どうしてあげたら良いでしょうか。
まずは相手を理解して、今の状態を受け入れてあげましょう。
「しばらくは今のままゆっくり過ごそう。」
「無理しないように、辛かったら少し休もう。」
というように、今のままで良いんだということを分からせてあげましょう。無理をしても良い方向には進みません。
そして元気な時には、
「今日は少し元気そうだね。」
と言ってあげると、自身も変化に気付いて前向きになれるかもしれません。
出来れば亡くなったペットの話をすると良いと思います。一緒に写真を見て、当時の思い出話をしたり、形見を整理したりしているうちに元気になってきます。
大事なことがひとつあります。それは、一時的によくなったように見えても、また沈み込むということです。良いときと辛い時を繰り返して少しずつ良くなりますので、ちょっと元気になっても油断はできません。
関連記事:ペットを亡くした人にかけてあげる言葉
症状が重い場合
私も同じような経験があり、当時は病院へ行きうつ病の診断を受けました。私の場合はストレスが原因で精神的に不安定な状態が続きペットが唯一の救いでしたが、その愛犬が亡くなり症状が悪化したようです。 当時の様子はペットロスと私のうつ病をご覧下さい。
外出させる?そっとしておく?
少し元気になってきたら、ちょっと外出に誘ってみるのも良いかもしれません。 私は滝や森林浴に行っていました。また、愛犬と散歩した道を歩いても良いでしょう。 でも、賑やかなお店や人の多い所は行かないほうが良いです。 また、辛い時期に無理に誘い出すのは控えた方が良いでしょう。 知人がこんなことを言っていました。 「家にいてもふさぎ込むばかりなので外に出るように誘うのだけれど、全く聞き入れない」 その人は元気付けようと思って誘っているのですが、それは逆効果です。 辛い時には外に出たくないですし、頑張って外出すると帰宅後にさらに落ち込むことの方が多いです。
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