前回に続き、サプライズパーティーの企画の様子です。
それでは後編のスタートです♪♪
「あ、私ビールしか買ってなかった。。。
ワイン買いに行くからユウちゃん一緒に行かない?」
「うん、いいよ!下のコンビニに私の好きなの売ってるんだ。」
計画通り、二人は部屋を出た。
よし、急ピッチで準備だ!
誕生日ケーキを出してきて、ロウソクを立てて、部屋の明かりを消して・・・
準備ok!
あとはユウちゃんがひとりで入ってくるのを待つだけだ。
足音が近づいてくる。
「ガチャ」
ドアが開く。
ロウソクに火をつけて。
「ハッピーバースデー トゥ~ ユゥ~♪」
みんなで歌った。
「さ、ユウちゃん、火を消して!」
ユウちゃんは動かない。
それより、ロウソクの明かりの向こうにはユウちゃんに少し似た、でも見知らぬ女性が立っていた。
お互いに何が起きたか分からず、しばらく呆然。
「チ、チカコ先生!!」
ユキコが叫ぶ。
「チカコ先生・・・ですよね?
ユウちゃんのお母さんの・・・。」
「えー!?」
みんなが叫ぶ。
「あら~、ユキコちゃん!」
女性が叫ぶ。
どうやらユウちゃんのお母さんらしい。
そして同時にユキコのテニス教室の先生でもある。
実家が近いこともあり、たまにアポ無しでお母さんが現れる。
噂は聞いていたがまさかこのタイミングで・・・
そこに帰ってきたユウちゃんと目が会うww
空気が止まった音を私は確かに聞いた。
「マユ!電気消して!、やっちゃん、ロウソクつけて!チカコ先生、こっち来て!」
普段大人しいユキコが突然仕切る。
「ハッピーバースデー トゥ~ ユゥ~♪」
ユキコが歌いだす。
みんなで歌おうと、その目が訴えている。
それに合わせて、みんなが歌い始めた。
状況を半分しか把握できないユウちゃんが、これでいいのか(?)と言わんばかりの表情で戸惑いながらロウソクを吹き消す。
クラッカーを鳴らし、電気をつけ、しばらくシーンとしていたが、みんな今にも笑い出しそうな顔をしている。
誰かがクスっと笑った。
それを皮切りに全員大爆笑。
お母さんも大爆笑。
ユウちゃんもマユもユキコもみんな大爆笑。
「も~、サイッコウ!」
「先生、ナイスタイミング!」
「お母さん、来てたんだ~」
思い思いに言葉を発する。
お母さんはユウちゃんの誕生日にケーキを持ってきてくれたらしい。
「みんな、素敵なお友達ね。」
「うん、ありがとうお母さん。」
「お母さん、すぐ帰るね。」
「先生も一緒に食べましょうよ。
みんなも良い?素敵なお母さんなんだよ。」
ユキコの提案でお母さんにもちょっとだけパーティーに入ってもらった。
後日、ユウちゃんから聞いた。
「お母さんがね、ずっと話してるんだ。何回も何回も。
みんながサプライズでしてくれた事。
最高の友達に恵まれてるねって。
でも、あのプレゼントはお母さんも欲しかったみたい^^」
その時はどうなることかと思ったけれど、今思い出すと最高のパーティーになりました。
みんなで選んだプレゼントも喜んでもらえたしね☆
ユウちゃんへのプレゼントはこれ。
彼女の実家で飼ってる、愛犬エルちゃんのオリジナルクッションです。
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この物語はフィクションですが、皆さんから寄せられるお礼のメールやパーティーでの出来事、お贈り先様の反応などを伺っているとこのクッションがとても喜んで頂けているようで、私たちも嬉しく思っています。
これからもかわいいクッション作りに頑張りますのでよろしくお願い致します☆