ペットのお写真でオリジナルのクッションやひざ掛けを作成しています、ファンデルワンです。
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ペットの写真で作る、編み物で出来たオリジナルタペストリー
メモリアルグッズのご依頼をお受けするようになり、亡くなったペット達の思い出の品を作成される方がとても多い事を知りました。
悲しみの淵にいる皆さんの心が少しでも元気になってくれればと思い、作成に励んでいます。
さて、本日ご紹介するのは愛犬を亡くしたお姉さんへ贈るメモリアルグッズのお話です。
友達同士でも思い出の作品を贈られる方はいらっしゃいますが、やはりご家族同士で贈る方の方が多いようです。
そんな家族の一場面を覗いてみましょう。
ファンデルワンのメモリアル物語り、はじまりはじまり。。。
「ねぇ、お母さん、お姉ちゃんの調子どう?元気になった?」
「それがね、、、電話しても駄目みたい。今度会いに行ってみようと思って。
あなたも一緒に行く?」
「うん、心配だもんね。」
姉は自宅から2時間ほど車で走った隣の県に嫁ぎました。
私たちは以前愛犬を亡くした経験があります。
周りの方に支えていただき、中にはお手紙やお供えをくれたり、思い出の写真でオリジナルグッズなどを作って贈ってくれた人もいて、私たちは悲しみを克服することが出来ました。
その時頂いた手紙やメモリアルグッズは今でも祭壇に飾っています。
それ以来ペットは飼えなかったのですが、姉の嫁ぎ先ではトイプードルを飼っていました。
犬好きの我が家の家族も、先方さんのご両親に誘っていただき、家族3人で一度お邪魔したことがあります。
それから3年、まだ子供のいない姉夫婦にとって愛犬は子供のような存在だったようです。
その愛犬が天国へ帰り、姉がペットロスに。。。
「おかあさん、遠いところお越し頂いてすみません。
体調は徐々に快復しています。」
「ご飯は食べてる?
あの子、思い込みが激しいところがあるからショックが大きかったのかねぇ。」
「そうですね、最後まで看病していて、
マロンも最後はユキコさんに一番なついていましたし。」
「これ、あの子の体調の良いときに渡してもらえないかしら?
マロンの写真で作ったタペストリーなの。
今渡すと余計に悲しくなりそうだから・・・」
「ありがとうございます。
体調の良いときは時々笑顔も見せるようになったのでタイミングを見て渡します。
しかし、このタペストリー、すごいですね。
刺繍してあるんですか?」
「いいえ、編んであるのよ。刺繍とは違うけれど、まあ似たようなものね。」
帰宅後、姉から母に連絡があったそうです。
「今日はわざわざ来てくれてごめんね。
お母さんの顔見たら少し安心しました。
タペストリー、受け取りました。
私感動しちゃった。
マロンがいなくなって2週間。もうそろそろ、元気出さなきゃって思っています。
それと、ちょっとニュースがあります。
まだ正式なことではないけれど、ちゃんと分かったら報告します。」
数日後、姉からの電話は案の定、妊娠の報告でした。
「お姉ちゃん赤ちゃんができたの?」
「そうみたいよ。あんなに泣いてたのも、多分体調がいつもと違ってたんでしょうね。」
「そっか~、マロンの生まれ変わりかもね^^!
お姉ちゃんこれからがんばらなきゃだね。」
「あんたも早く相手見つけなさいよ♪」
「私は今仕事が楽しいの。こう見えて期待されてるんだから!」
姉も元気になり、お腹の赤ちゃんも順調で、これからの姉の人生、良い方向に進みそうです。
悲しみを知ると優しくなれるって言いますが、無事に元気な赤ちゃんを産んで、優しいママになって欲しいと願っています☆