皆さんこんにちは、ファンデルワンへお越し頂きありがとうございます。
当店ではペットのお写真でオリジナルクッションを作成しています。
様々な場面でご利用頂いていますが、今回は介護疲れのお母さまへの息抜きとしてプレゼントされるケースをご紹介します。
介護疲れを癒す物
老人介護疲れ
我が家も介護経験者です。まずは祖父、それが終われば祖母。ふたりともケアハウスを出たり入ったり、病院への入退院を繰り返し、最期は流動食まで介護してやれることは全部やったように思います。そこまでする必要あるのかな?と思ったほどでした。
自営業(家業)だったからできたようなもので、家族が順番に会社を休んで介護をしていましたが母はさすがに疲れた様子でした。
老人介護は心身ともに疲れることを体験しました。今思えば皆が軽いうつ状態だったと思いますが何とか乗り切ることが出来、ふたりとも見取ることが出来ました。
もう何年も前の話です。
その頃癒してくれたのが愛犬ムックの存在です。
今は亡くなってしまった犬ですが、ムックがいたからこそ家族の笑顔も保たれたと思います。
介護疲れを癒すペット達
家族が喧嘩しそうになると、ムックは小さな声で『ぅわん』と遠慮気味に吠えます。まるで喧嘩しないでと言っているようでした。
そして頭をなでさせてもらうとなぜかストレスが消えていった感覚を覚えています。
当店へオリジナルクッションをご注文下さるお客様も同じような状況にあるのかもしれません。
ペット達の癒し効果を強く感じる時期でした。
親戚からのプレゼント
時々遠方の親戚が遊びに来ては介護の手伝いをしてくれたり、プレゼントをしてくれたりしていました。もちろんその気持ちは嬉しく、ありがたく喜びたいところなのですが、お客様にきたないことをさせるわけにも行かず、結局簡単なことだけ手伝ってもらって、返って気を使ったりこちらも疲れたりしていました。滅多に会えない親戚はお見舞金だけ送ってこられたこともありますが、正直なところはそれが一番助かりました。
介護はお金もかかりますから。
ペットがいれば家族が笑顔になる
お客様からこう言われます。
『入院や介護疲れで家庭が荒んでいたのですが、愛犬のクッションを見たとたん久しぶりにみんなの笑顔を見た気がしました。お陰で楽しいひと時を過ごすことができ、リビングに飾っています』
色々なシーンでご利用頂いているクッションですが、このように言って頂けると私達も作ってよかったと感じます。
こんな場面で使われています
介護をしているお母さんや、入院中のお父さんへ贈られたケースをご紹介します。
お客様からこう言われます。
私の母はとても明るく快活で、何でも笑って済ませてしまう豪快な人。そんな母だからおばあちゃんの介護も笑顔でバンバンこなしていきます。
でもやはり疲れは隠せない様子。私に出来ることがあればと思い、色々探しているうちにファンデルワンを見つけました。
このような状況のお客様も多いようです。
遠方のため何もしてあげられないけれど介護を手助けする以外にも介護を忘れさせてあげることによって支えてあげる方法もあるかもしれません。
ここからはお客様のご様子を思い浮かべ、商品のご利用シーンをご提案致します。
入院中のお父さんへ
ある常連さんのお話しです。
お父さまが入院をされていて、お母さんが付きっきりで介護をされているそうです。
家族では以前から犬を飼っていて、愛犬を一番にかわいがっていたのはお父さんだったそうですが、入院生活も長く、なかなか会うことが出来ませんでした。
ある日、当店を見つけて下さりオリジナルクッションを作成されました。
お父さんが喜んで下さったのはもちろんですが、お母さんと妹さんもそれを見て嬉しくなり、追加で合計10点ほどお買い上げ下さいました。
そのわんちゃんは亡くなったのですが、数年経った今でも時々お写真を拝見させて頂いています。
このとき、人の心を救うことが出来る商品だと感じました。
介護をしている人も、されている人も、その周りの人もご苦労は絶えないと思います。
そんな生活の中でペットの存在は笑顔や癒しを与えてくれます。
そこで私達の力で少しだけでも皆さんの為になればと思って作品作りをさせて頂いています。
次からはそんな状況を物語り形式で表現してみましたのでご覧下さい。
祖母の介護をする母
親が、突然、猫を飼い始めた。
実家に帰ると猫をあやす両親がいる。
その声は兄の子、つまり孫をあやすときと同じだ。
私も兄も家を出て独立し、実家には両親と介護が必要な祖母の3人暮らし。
昔の大きな日本家屋に大人3人は広すぎる。
介護疲れで話し相手もろくにいない両親に、猫の存在はちょうど良かった。
実家に帰り、猫をあやす親を見たとき、
「あぁ、なるほどな、これは猫、いたほうが良いわ。」
そう思った。
猫と遊んでいるときの母は介護のことを忘れているようだった。
この家には猫の居場所、猫の役割がちゃんとあった。
そこで私は猫にちなんだプレゼントを贈ることにした。
おもちゃが良いかな、お茶碗が良いかな、猫の柄が入ったエプロンもかわいいかな。
考えた結果が猫の写真で作ったオリジナルグッズです♪
離れて暮らす私が母のためにできること
おばあちゃんの介護。遠くに住む私たちは何も出来ない。
たまにこうやって帰って話を聞き、おばあちゃんの部屋に顔を出してはすぐ帰る。
おばあちゃんはもう、私の事は分からない。
自宅に戻り、私は母にあるものを贈った。
猫の写真で作ったクッションだ。
たまにしか帰れないから、何もしてあげられないから、せめて両親には猫との時間を楽しんで欲しい。
そんな気持ちをこめて・・・☆
少しでも介護のことを忘れさせてあげることができれば良いのですが。
来月はおばあちゃんの米寿のお祝いだ。
本人は分からないかもしれないけれど、みんなでお祝いしようと思います。
猫ちゃんの写真で作るオリジナルクッション。
誕生日プレゼントや贈り物にご利用頂いています。
痴呆になっても昔のことは覚えている?
皆さんこんな経験はありませんか?
痴呆になった祖父母が、子供の頃の事を口にする。
私の祖母も痴呆になり私達のことは認識できていませんが、20年前に他界した祖父の事を良く話します。
また、自分が子供の頃に飼っていた動物達の事も話してくれます。
亡くなった祖父は戦争の話をしていました。
お客様の中で、昔飼っていた猫の写真でご注文いただくことがあります。
おばあさまが元気だった頃に飼っていた猫で、そのクッションを作ると名前を呼んで喜んでくれたそうです。
もしかしたら飼っていた猫を認識したのではないかもしれませんし、どんな猫でも同じように名前を呼んで喜んでくれるかもしれませんが、家族がその時笑顔になれたならそれが一番だと思います。
私の周りにも介護の仕事をしている人が多いのでよく聞くのですが、認知症の人はちゃんとこちらの言動を分かっているそうです。
こちらが愛情を持って接してあげればちゃんと分かって喜んでくれると言っていました。
たとえ私達のことは分からなくても、大好きだったペットたちのオリジナルグッズで笑顔になってもらえると私も嬉しいです。